赤ちゃん、子供の紫外線対策。新生児、乳児を日焼けから肌を守ろう
平成10年7月より、母子手帳から「日光浴」を推奨する言葉が削除されているのをご存知でしょうか。
これはオゾン層の破壊に伴い、地球に降り注ぐ紫外線の量が増えたことにより、子供への悪影響が懸念されるようになったためなのです。
●赤ちゃん、子供の紫外線の影響
●新生児、乳児の日焼け対策は?
●子供の紫外線対策はどうする?
今回は、赤ちゃんや子供への紫外線の影響と、紫外線対策についてご紹介していきます。
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赤ちゃん、子供の紫外線の影響
子供の頃に元気に外で遊んで、真っ黒に日焼けしていた方もいらっしゃると思います。
子供の頃は外で遊んだり、学校で体育の授業があったりと大人よりもずっと外に出る機会が多いですから、日焼けをする機会も多いですよね。
ですが、子供の肌は大人の肌よりもずっと弱いのです。
皮膚が未熟で薄い子供のうちは、大人よりもずっと紫外線の影響を受けやすいとされています。
紫外線には殺菌作用があり、晴れた日にお布団や洗濯物を外に干すとカビを殺すことが出来ますよね。でもこのように殺菌作用があるということは、細胞を殺す力があるということなのです。
子供の薄い肌に紫外線を大量に浴びてしまうと、細胞の修復が間に合わないほどの傷が出来てしまって、皮膚がんになったり、白内障の発症のリスクを高めたり、免疫系の低下を引き起こすことになります。
また、子供の頃に浴びた紫外線の影響が大人になってから出てくるということも分かっています。
若い頃に紫外線を大量に浴びるほど皮膚がんを発症する年齢も若くなり、たとえば紫外線を浴びた年齢が1歳違うだけで皮膚がんを発症する年齢も大きく違ってくるとも言われています。
人間が一生のうちに浴びる紫外線量のうち、その約半分を18歳までの子供の頃に浴びていると言われています。
ですから、子供の肌や目を紫外線から守るためには、子供の頃からの紫外線対策がとても大切になってきます。
まだ子供だからUVケアは早い、なんて甘く考えていないで、子供の将来のためにもしっかりと対策を取るようにしましょう。
以下で、子供の日焼け対策についてまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
<紫外線対策大丈夫ですか?20110601.wmv>
新生児、乳児の日焼け対策は?
晴れて気持ちの良い日には、赤ちゃんを抱っこしたり、ベビーカーに乗せたりしてお散歩を楽しむ事もあると思いますが、その時にも少しだけ工夫をしてしっかりと日焼け対策を行いましょう。
ベビーカーに赤ちゃんを乗せて歩いていると、赤ちゃんの位置は大人の頭の高さよりもずっと下にいることになります。
ベビーカーの高さくらいの位置だと、地面からの反射熱で大人の頭の位置よりも、気温は3℃から5℃くらい高くなっています。特に色の濃いベビーカーだと熱を吸収しますから、余計に温度も上昇しやすくなっています。
ベビーカーを使う場合は必ず日よけを付けて、紫外線や熱から赤ちゃんを守るようにしましょう。
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また、赤ちゃんを抱っこしてお散歩する場合も同様で、赤ちゃんにはつばの大きめな帽子をかぶせてあげて、直接日光が当たらないように工夫してみてくださいね。
子供の紫外線対策はどうする?
子供が外で遊ぶ時には、必ず帽子をかぶせてあげるようにしましょう。
風通しが良く、色の薄いものであれば日射病の予防にもなりますから一石二鳥です。
また、短時間の外遊びであれば帽子を被らなくても、SPF20程度の日焼け止めを厚めに塗っておくだけでも紫外線の肌への影響が全然違ってきます。
遊ぶ時間が長時間になるようであれば、帽子と合わせて日焼け止めも使用しておきたいですね。
また、夏には、海水浴やプールなどで遊ぶ機会が増えてくるかと思いますが、夏は紫外線が高い時期ですから、プールなどの水遊びをする時でもしっかりと日焼け対策をするようにしましょう。
UVカット率の高い水着を着せてあげたり、肌が露出している部分には日焼け止めを塗るのを忘れないように。
海水浴に行く場合は、体にはSPF値の高い日焼け止めを、顔にはSPF値の弱い日焼け止めを付けるなどして工夫しましょう。
また、海水浴の場合は海水の塩分が体に付いてしまいます。
体に残った塩に日光が当たると肌が荒れる原因になりますから、終わった後はしっかりとシャワーを浴びて洗い流すようにしてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
【関連記事】
目も紫外線で日焼けする?影響と病気。メガネ・サングラスで対策を
子供の頃の日焼けは、周囲の大人がしっかりと対策をしてあげる必要があります。
その子が大人になってから、子供の頃の日焼けの影響で悩んだりしないよう、しっかりと対策をしてあげてくださいね。
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