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冷え性の改善法。対策方法は?漢方からサプリ。ツボほか解消まとめ

女性に多い冷え性の悩み。慢性的に冷えてしまう症状ですが、夏はエアコン、冬は寒さでよりいっそうひどくなる人も多いですよね。冷え性は体の末端から冷えくるイメージですが、それによって肩こりや腰痛・頭痛などを起こす人も多いのではないでしょうか?

 

私の場合も手足が冷たくなって肩こりがひどくなるのが悩みです。冷えは万病の元ともいわれています。できれば改善したいですよね。そこで今回は、

 

●冷え性の症状とは?診断チェック方法。原因はなぜ?
●改善に効くツボ。足ほか。お灸はどこにする?
●対策に良い食べ物や飲み物。養命酒の効果は?
●冷え性を治すサプリメント。グッズで人気は?

 

といった内容で、冷え性を改善する方法についてまとめてみました。

 

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冷え性の症状とは?診断チェック方法。原因はなぜ?

冷え性は大きく5つのタイプに分けられます。まずは、自分がどんな症状にあてはまるかチェックしてみましょう。

 

●四肢末端冷え性 ※若い女性に多い

症状:手足の先がよく冷える

原因:無理なダイエットで栄養が不足するとエネルギー源が足りなくなるために、体の熱を逃がさないように手足の血流を減らすように体が防御反応を起こすため。さらに運動不足の人は、より症状がでやすい。

 

 

●下半身冷え性

症状:下半身だけ冷える

原因:下半身の血管を調節する神経が腰やお尻などで圧迫されて、血流が悪くなっているため

なりやすい人:冷え性の多くに人にみられて、特に中高年に多い

 

 

●内臓冷え性 ※男性に多い

症状:お腹が冷える

原因:交感神経が弱い体質、アレルギー体質の人に多い。表面の血流は多いので手足はあたたかいので気づきにくい

なりやすい人:男性に多い

 

冷え性の改善法。対策方法は?漢方からサプリ。ツボほか解消まとめ

 

●全身冷え性

症状:体全体が冷える

原因:生活習慣が乱れたり、ストレスが続くことで自律神経が乱れ、代謝が悪くなり熱を生み出しにくくなるため、体温が低くなる

なりやすい人:高齢者や子どもに多い

 

 

●局所冷え性

症状:体の一部が冷える

原因:神経の障害や循環器の障害があるためにおきる

なりやすい人:坐骨神経痛やヘルニア、動脈硬化などを患っている人

 

 

また、実際に冷える以外に他の症状も出ることが多いですよね。以下の項目で、冷えチェックをしてみましょう。

 

<冷えチェック>

頭痛や肩こりが気になる
腹痛や下痢になりやすい
疲れやすく体力がない
膀胱炎になりやすい
吹き出物や肌荒れが気になる
顔や上半身がのぼせやすい
月経不順、月経痛が強い
なかなか眠れない
気分が落ち込んだり不安な気持ちになる
イライラしやすく集中できない

 

いくつか当てはまる人は、冷え性が原因のことも多いです。冷え性を改善することで良くなることもあるので、冷え性のタイプと合わせて、原因が何かを考えてみるといいですね。

 

cold_002

 

改善に効くツボ。足ほか。お灸はどこにする?

冷え性の大きな原因は、血流が悪くなることです。改善するには食事や運動などを見直すことが大切ですが、早急に治したいときには、ツボ押しやお灸をおすすめします。

 

まず、ツボ押しは心も体もリラックスしている状態でするのが良いので、入浴後や就寝前がおすすめです。押すときは息をはきながら、離すときには息をすいながら押します。

 

<冷え性にきくツボ押し 10箇所>

(1)全身が冷える人

●気海(きかい)
全身の血流をよくするとともに、自律神経を整えます。
 
場所:おへそから指2本分下
押し方:両手の人差し指と中指の先を重ねてゆっくりやさしく力を入れていきます。5秒かけて押し、5秒かけて離していきます。10回ほど繰り返します。
 
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●湧泉(ゆうせん)
全身の血流をよくします。下半身の冷えやむくみ、足の疲れにもききます。
 
場所:左右の足裏中央から少し上にあります。足の指を曲げると少しヘコみができる部分です。 
押し方:両手の親指の先で少し強めに押します。5秒押して5秒かけてゆっくり離します。10回程度繰り返します。
 
湧泉

 

 

(2)手足が冷える人

●三陰交(さんいんこう)
全身の血流をよくして、体を流れる物質の循環を促します。手足の冷え・むくみ・月経の悩み、更年期障害などにききます。女性に多い悩みを解決してくれるツボです。
 
場所:内側のくるぶしから指4本上の骨と筋肉の境目です。
押し方:両手を親指を重ねて深く押します。力をいれてゆっくり5秒押して、5秒かけてゆっくり離します。10回程度繰り返します。
 
三陰交

 

●合谷(ごうこく)
全身の痛みをやわらげる万能のツボです。手足の冷えや肩こり、目の疲れにもききます。
 
場所:手の甲側。親指と人差し指の骨が合わさった場所から少し人差し指寄りにあります。
押し方:反対の手の親指で、人差し指の骨の下に親指をもぐりこませるイメージで押します。
 
合谷

 

●太谿(たいけい)
全身の血流をよくします。冷えや足のむくみ、お腹が冷える人にもききます。
 
場所:内側のくるぶしの頂点とアキレス腱の間にあるヘコんでいる部分です。
押し方:両手の親指を重ねてゆっくり押します。ジーンとする感じのまま5秒押して、5秒かけてゆっくり離します。10回程度行ってください。
 
太谿

 

●陽池(ようち)
全身の血流をよくするツボですが、手足の先まで血流がよくなります。
 
場所:手の甲側の手首の真ん中から少し小指よりです。手首をそらせたときにヘコみができるところです。
押し方:反対の手で軽く手首をもつようにして親指でゆっくり深く押していきます。5秒おしてゆっくり離します。10回程度繰り返します。
 
陽池

 

●築賓(ちくひん)
下半身の血流がよくなります。
 
場所:内側のくるぶしから指5本分上がったところから、指1本分外側にあります。
押し方:親指の腹で押します。ゆっくり5秒力を入れて押し、5秒かけてゆっくり離します。これを10回程度繰り返します。
 
築賓

 

 

(3)足先が冷える人

●気端(きたん)
足先の冷えにききます。
 
場所:足の指の先端にあります。
押し方:親指と人差し指でつまみながら、一ヶ所10回ずつ揉みます。
 
気端

 

●八風(はっぷう)
足の冷えにききます。
 
場所:足の指の付け根の間にあります。
押し方:親指と人差し指で下と上からはさむようにしながら、一ヶ所10回ずつ揉みます。
 
八風

 

●太衝(たいしょう)
足の血流をよくします。ストレスにも効果があります。
 
場所:足の甲にあって、足の親指と人差し指の間2本の骨の分かれ目のヘコんだ部分です。
押し方:親指を当てて、骨の間に指が入り込むようにゆっくり5秒強めに押します。10回程度繰り返します。
 
太衝

 

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<ツボ押しの注意>

●18歳以下の方は体がまだ未発達である、60歳以上の方は内臓・心臓が弱っている場合があるので、やさしく弱い力で注意しながら行ってください
 
●飲酒後は血行がよすぎるため、控えましょう
 
●体調不良時、腎臓心臓が悪い方、妊娠中の方は、体がデリケートな状態なのでツボ押しは控えましょう
 
●ツボを押して体調が悪くなる場合は、効くといわれても刺激するのはやめましょう

 

 

<お灸で改善>

お灸もツボを熱で刺激することで血流を改善する効果があります。最近では、ドラッグストアに火を使わないタイプのお灸も売っています。熱さが気になる方には嬉しいですね。

 

●お灸 台座の厚いソフトタイプ

 

 

●お灸 火を使わないタイプ

 

 

<冷え性に効くお灸のツボ>

●中脘(ちゅうかん)
身体の中心線上で、おへそから指幅で5本上がったところにあります。胃腸の働きを整え、気血のめぐりを促します。
 
●天栖(てんす)
おへその両脇外側へ、指幅3本ずれたところにあります。
 
冷え性1

 

●志室(ししつ)
直立した時に、肘が脇腹にあたる位置と同じ高さの背骨から左右外側へ指幅4本ずれたところにあります。
 
●腎兪(じんゆ)
直立した時に、肘が脇腹にあたる位置と同じ高さの背骨から左右外側へ指幅2本ずれたところにあります。
 
●八髎穴(はちりょうけつ)
背骨と尾てい骨に挟まれた、お尻の平らな骨(仙骨)の左右4つずつのくぼみの部分です。8つあることから、その名が付きました。
 
●胞肓(ほうこう)
でん部の平らな骨(仙骨)にある上から2番目のくぼみから、指3本分ほど外側にあります。
 
冷え性2

 

その他、太谿(たいけい)三陰交(さんいんこう)湧泉(ゆうせん)も有効です(図は既出)。

 

こういったツボにお灸をすることで血流がよくなります。即効性があるのが嬉しいですね。くるぶしや足の裏もお灸の台座がシールなので、落ちる心配はありません。

 

火が消えてから冷めるまで貼った状態にしておくと、より効果があるそうです。

 

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対策に良い食べ物や飲み物。養命酒の効果は?

ツボ押しやお灸はあくまで、短期的な処置です。根本的な原因は食べ物や生活習慣などにあります。少しずつでも改善していくことで、冷え性とは無縁な生活をゲットできるかもしれませんよ。

 

<冷え対策に良い食べ物>

まず、身体を温めるといわれる食べ物を積極的にとるようにしましょう。

 

●温める効果が特に高い食べ物
ネギ、しょうが、にんにく
 
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●身体を温め、血液サラサラ効果のある食べ物
こんにゃく、ごぼう、れんこん、山芋
 
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<冷え性に悪い食べ物>

夏に採れる食材や暑い地域で採れる食材、特にトロピカルフルーツなすトマトピーマンじゃがいもなどは、身体を冷やす食材です。果物、ナッツ、緑黄色野菜、海藻類はやや身体を冷やす食材なので、摂りすぎに気をつけましょう。

 

 

<冷えを抑える食べ方>

●火を通し、温めて食べる(体が温まる)
●調味料・香辛料を使う(体が温まり、発汗効果もある)
●しょうが、ねぎ、にんにく、しそなど香味野菜を使う(体が温まる)
●とろみをつける(冷めにくくなる)

冷えやすいといわれても野菜をたっぷり食べたい方も多いですね。調理法を工夫してみるといいですね。

 

 

<冷え性に良い飲み物>

しょうが湯、黒豆茶、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、日本酒、紹興酒
 
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<冷えやすい飲み物>

コーヒー、緑茶、抹茶、牛乳、豆乳、ジュース、清涼飲料水、水、白ワイン、ビール、ウイスキー、焼酎など。

 

となっています。ついゴクゴク飲んでしまうものもありますが、冷えやすい飲み物は量など考えるようにしましょう。便利なレシピサイトなどで、「体が温まる飲み物・食べ物」が紹介されているので、参考にして作ってみてもよいですね。

 

 

また飲み物として、養命酒は身体にいいと聞きますが、冷え性に効くのでしょうか?

 

 

実は、養命酒には14種類もの生薬が入っています。冷えに効く成分も入っているので漢方の薬として飲むと良いですね。

 

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冷え性を治すサプリメント。グッズで人気は?

<サプリメント>

手軽にサプリメントで冷え性対策をすることもできます。

 

サプリメント「美々流流」

 

 

紅参プレミアム

 

 

<冷え性対策グッズ>

冷え性に効果的な様々なグッズも販売されています。

 

●暖暖あったかくつろぎフットウォーマー

 

 

●指先ほっと

 

 

●ドリーム 骨盤ゆたんぽ よもにん

 

 

●キュービーズ エコ足温器 レグぽか

 

 

いかがだったでしょうか。冷え性の多くは、血流の悪さということがわかりました。血流をよくするために、ツボ押しやお灸は即効性がありそうですね。

 

長い目で見ると、体質や食事の取り方・運動不足・生活習慣は大きな問題ですね。冷え性というツライ症状を改善するためにも少しずつでも意識して変えていくことで、頭痛・肩こり・腰痛といった他の症状も軽減されるといいですね。

 

【関連記事】

風邪を予防する食べ物。ひかない食事レシピとは?ビタミンCの効果

 

冷え性の方にもつらい冬ですが、風邪も流行する季節です。上記の記事では、風邪を予防する食べ物やレシピなどをご紹介していますので、合わせて読んでみてください。

 

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