読書感想文の書き方。小学生、中学生の例。書き出しと構成は?
長期休みの宿題の定番といえば読書感想文ですが、実際に書こうと思って机に向かってみると、一体何を書いたら良いのかさっぱり分からない、なんてことよくありますよね。
とりあえず本は選んで、一通り本は読んだけれど、ここから一体どうしたら良いの?という方のために、
今回は、
●読書感想文の基本的な書き方や構成
●小学校低学年の読書感想文の書き方
●小学校高学年の読書感想文の書き方
●中学生の読書感想文の書き方
これらのことについてご紹介していきます。読書感想文の書き方で困っているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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読書感想文の書き方・書き出し・構成の基本
読書感想文を書くためには、まず本を読まなければなりません。この時に、まず本の中で気になった表現や興味を引いた表現、疑問に思ったことなどを簡単にメモをしておきましょう。
最後まで読み終わったらメモを読み返して、どのようなタイトルや流れで読書感想文を書くのか決めましょう。
読書感想文を書く上での基本的な流れは以下の通りです。
1) 書き出し
まずどうしてこの本を選んだのかを書きましょう。
本のあらすじなどを含め、なるべく簡潔に書くのがポイントです。
2) 最初に書くと決めた主題に沿って、感想や疑問などを書きます。
3) 本を読んだことで自分に与えられた影響や、
読書感想文のまとめを書いて終了です。
4) 最後に読み返して、自分で書こうと思っていた主題から外れていないか、
句読点の数や文のつながりにおかしな所はないか、
字の間違いはないかなどを確認します。
表現のおかしな部分などがあったら、ここでしっかりと手直ししておきましょう。
小学生の低学年の書き方例
小学校低学年の時の読書感想文には、お手本になるような、キレイな読書感想文は求められていません。本を読んだ子が感じたことを素直に書けば良いのです。
ですから、大人が下手に口を出したりせず、その子の感じるままに書いた方がずっと良い読書感想文になります。
基本的には、本を読んでみて、
1) 悲しいと感じたシーン
2) すごいと感じたシーン
3) この本を読んで、これは人に伝えたいなと思ったシーン
について書いていけば、立派な読書感想文になります。
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子供の想像力は、大人なんて太刀打ちに出来ないほど、凄いエネルギーを秘めているものです。
その想像力を下手な口出しで台無しにしてしまわないことが、周囲の大人が最も気を付けることだと覚えておいてくださいね。
小学生の高学年の書き方例
小学校の高学年になったら、前述したように、少し筋道を立てて読書感想文を書けるようにトレーニングしていきましょう。
本を読みながら疑問に感じたことや不思議に思ったこと、これは勉強になるなと思ったことを書いて、それに対して自分がどう思うのかをしっかりと自分の言葉で書くようにしてください。
最後に本1冊について、簡単に自分の感想を加えれば読書感想文は完成です。
しっかりとした文章を書くのはとても難しいことです。それは誰もが作家になれない事からも明らかですよね。
どうしても書きたいことが分からない時は、本をもう一度読み返してみましょう。
その本の中でたった一行だけでも、自分の心に引っかかるものがあったなら、それについて書いてみれば良いのです。
読書感想文の書き方。中学生の例
中学生の読書感想文では、読む側の立場に立って文章を書くことを、考えてみましょう。だらだらと読んだ本のあらすじを書いても読書感想文にはなりません。
読書感想文を書く時には、まず自分の言いたい結論の部分を簡潔に書くようにしましょう。それから、どうしてそのように感じたのかを説明していきます。
これは小論文を書く時の練習にもなりますが、このような文章を書く時の基本的な流れは「起承転結」ではなく、「結起承結」です。
小説を書くわけではないので、最後まで読まなければ結論が分からない論文など誰も最後まで読んではくれません。
まずは、出だしでしっかりと読む人の心を掴むことが出来るかがポイントになります。
その後は、どうしてその結論に至ったのか、結論から遡って考えて書いていくようにします。結論から書いていくことのメリットは、文章の主題がどんどん脱線していってしまわない所にもありますね。
最後は自分の感想と、今後の自分の人生にどう活かしていきたいのかなどを書いていくと、しっかりとしたまとめになります。
いかがでしたでしょうか。読書感想文はどのように書くかだけではなく、どの本を選ぶかも書きやすさに大きな差が出てしまいます。
ファンタジー小説や推理小説は読みやすいですが、読書感想文を書くとなるととても難しいですから、どうしても書けない場合は別の本に切り替えてみるのも1つの方法ですね。
【関連記事】
夏休みの自由研究。小学生で良いテーマは?1年生から高学年の体験記
読書感想文には数学のように「これが正しい読書感想文」などというものはありませんから、自分の感じた通りに素直に文章を作ってみて下さい。
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