香典返しの挨拶状。例文と文例。お礼状、あいさつ文の書き方は?
親戚で大変達筆で、事あるごとに手書きのお礼状を添えて、お菓子などを送ってくれる方が居ます。いつもすごいなって見ているのですが、そういった挨拶状、いつまでも他人事って訳にはいかないものですよね。
いざ自分も書く必要が出来た場合、一体どんな風に書いたらいいのか?普段書き慣れていないものなので、分からなくてお困りではありませんか?そもそも、香典返しに挨拶状って必要なのでしょうか?
そこで今日は、香典返しに添える挨拶状について、書き方やマナーなど、調べてみたいと思います。
●香典返しに挨拶状は必要か?
●挨拶状、お礼状の例文・文例、書き方
●先輩方から教わった事を若い世代に教えていく
こんな内容で、具体的な文例なども合わせてご紹介していきますので、是非参考になさってみてくださいね。
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香典返しに挨拶状は必要か?
香典返しの挨拶状について調べる!と言いましたが、そもそも香典返しに挨拶状って必要なのでしょうか?
一般的には香典返しを贈る際には、挨拶状を添えるようです。
忙しい中、故人の為に時間を割いてお供えに来てくださっているので、そのお礼、故人の法要が滞りなく行われた事の報告も兼ねているからです。
挨拶文とはどんなものなのか?というと、香典返しの挨拶状には見慣れない言葉が並んでいますが、その内容はどれも大差なく、大きく分けて、
●故人の法要が滞りなく行なわれたことのご報告
●本来は喪主が直接挨拶に伺うべきだが、 書面や配送による略儀で済ませることへのお詫び
・・・から成り立っているものです。
また、意外なタブーがあるのでご紹介しますね。
なぜタブーになったかには諸説あるようですが、
・句読点は『相手に読解力がない場合の補助』とされるから
・・・などのいわれもあります。忘れないように注意したいところですね。
<香典返しと四十九日法要>
挨拶状、お礼状の例文・文例、書き方
挨拶状(お礼状・奉書)の文面には、様々な種類があります。
どの文面や言葉遣いが好ましいかも場合によって違ってきますので、自分で書き上げる自信がない場合は、葬儀を行なった地域の習慣に詳しい知人や、贈答品の業者に相談しながら、既製の文例を利用して書いてみるのもいいのではないでしょうか?
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親しい方へ差し上げる場合などは、印象的な思い出話などを織り込んでみると、故人を偲んでいただくきっかけとなってよいかもしれませんよね。
印刷の挨拶文の場合は、たくさんの方に送るため、故人を良く知らない方もいるでしょうから、一般的なものを用意する方がいいですね。
では、例文をご紹介する前に全体の流れを。
1.故人の名前の書き方
故 ◯◯◯◯儀
亡祖母 ◯◯◯◯儀
弊社社長 故◯◯◯◯儀
弊社 代表取締役社長 故◯◯◯◯儀
2.お礼の言葉
忙しい中を葬儀告別式に参列して頂いたことへのお礼と、香典を頂戴したことへのお礼の言葉を入れます。
3.お礼状はあくまでも略儀
本来なら直接お礼を申し上げるところ、書状でのご挨拶となった旨を伝えます。
4.差出人
社葬の場合には、葬儀委員長の名前を筆頭に書きます。その横に喪主、親族が続きます。
5.その他
季節の挨拶文は不要。頭語の 「拝啓」と結語「敬具」については、両方入れるか、もしくは両方無しのどちらでも良いでしょう。
以上を踏まえて、例文をご紹介したいと思います。
拝啓 先般 亡祖父◯◯◯◯儀 葬儀に際しましては ご多用中にもかかわらずわざわざご会葬を賜り 且つご鄭重なる御厚志を賜り有難く厚くお礼申し上げます
葬儀の際は取り込み中にて万事不行届きにて申し訳なく存じております お蔭をもちまして◯月◯日に四十九日の法要を 滞りなく済ませることができました
つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします 何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます
茲に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに 今後も変わらぬご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
本来であれば拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが 略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具 平成◯◯年◯◯月◯◯日 〒○○○−○○○○ 住所 喪主 山田太郎 親族一同 |
先輩方から教わった事を若い世代に教えていく
いかがでしたか?句読点を使わない事が正式だとか、その理由など、私も調べて勉強になりました。改めて知ると、確かに挨拶状が届いた時に、句読点、書かれてなかったんですよね。
他にも色々と挨拶状ならではな言葉遣いなどもありますが、地域柄などもあるようですので、やはり何事も身近な先輩方に聞いてみる事も大事ですよね。
【関連記事】
香典返しの相場とマナー。時期と品物。会社へのお返しは必要か?
そしてまた、先輩方から教わった事を若い世代に教えて行く事も、同じように大事な事だと思いました。
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