赤ちゃんの下痢の原因。乳児の下痢が続く場合の食事、離乳食は?
赤ちゃんの便は、母乳やミルクなどがメインの食事ですから、緩いのは当然ですし、生後間もない時は回数も多いです。
また離乳食を開始した後でも、今まで食べたことのないものを食べた時には、便が緩くなることもしばしばあり、基本的には、多少下痢気味でも機嫌が良く、食欲もあるようであれば心配は要りません。
ただ、普段と比べて著しく便が緩かったり、極端に排便回数が多い場合は下痢の可能性があります。
●赤ちゃんが下痢になった原因は?
●下痢のときの離乳食、食事は?
●下痢が続く、長引くときの対処法は?
といった内容で、今回は、赤ちゃんの下痢の原因や対処法についてご紹介していきます。
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赤ちゃんが下痢になった原因は?
赤ちゃんが下痢になる原因として、離乳食にバターなどの油っぽいものを与えた場合に一時的に便に粘液が混じって下痢のようになることがあります。
この場合の下痢は、離乳食に油っぽいものを与えた覚えがあるのであれば心配はいりません。
また、体が冷えて腸の機能が正常に動かず、下痢を起こしている時があります。
赤ちゃんは、寝ている時に体にかかっている布団やタオルを蹴って、何もかけていない状態で寝ていることが良くありますから、こまめに確認してお腹が冷えてしまわないように気をつけてみてください。
ただ、赤ちゃんの下痢の原因で最も多いのが、ウイルス感染によるものです。
赤ちゃんが発熱していたり、血便が出ている、顔色が悪くぐったりしているなどの症状が見られる場合には、病院を受診するようにしましょう。
以下に、下痢が見られる主な病気をご紹介します。
急性腸炎
発熱、下痢、嘔吐といった症状が出ます。
乳糖不耐性による下痢
母乳やミルクを上手く消化出来ず、下痢を起こします。
アレルギー性腸炎
アレルギー反応を起こす食物を摂取することで下痢を起こします。
細菌性胃腸炎
下痢、発熱、腹痛と共に、便に粘液や血液が混じります。
ロタウイルス腸炎
嘔吐と、水のような白い便をします。
単一症候性下痢
下痢以外の症状がなく、食欲や機嫌が良い場合。特に治療を必要としません。
どのような原因であれ、下痢をしている場合には、脱水症状を防ぐための対策が必要となります。赤ちゃんが下痢をしている時にはこまめに水分補給をしてあげるようにしましょう。
また、下痢はおむつかぶれの原因となりやすいですから、シャワーや座浴でおしりを清潔に保つようにしてあげてください。ただし、おしりが荒れて赤くなっている時などは、石けんは使わないようにしましょう。
下痢のときの離乳食、食事は?
下痢の時の離乳食には、下痢の症状を悪化させてしまう食品を使わないようにすることが大切です。オレンジなどの柑橘類の果汁や糖分の多い飲み物、乳酸飲料の使用は避けましょう。
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また、冷たすぎる飲み物は腸を刺激してしまいますから、下痢が悪化する可能性が高いです。下痢になった場合は十分な水分補給が必須ですが、室温程度の飲み物を与えるようにしてください。
下痢が続く、長引くときの対処法は?
普段から便が柔らかめで下痢のようであっても、排便回数が極端に多くはなく、発熱などの症状がないようでしたら、2〜3日は自宅で様子を見ても問題ありません。
ただ、症状が1週間以上続く場合は赤ちゃんの機嫌が良くても、病院で医師に相談することをおすすめします。
また、赤ちゃんの下痢の症状は、通常数日から10日程度で改善しますが、2週間以上下痢が続いている場合は、二次性乳糖不耐性になっていることがあります。
これは、下痢の後に乳糖を分解する酵素が不足してしまって、下痢が慢性化してしまっている状態ですので、このような状態になっている時も医師に相談して、適切な処置を取ってもらうようにすると安心です。
いかがでしたでしょうか。赤ちゃんが下痢をしてしまうと心配になりますが、赤ちゃんの顔色や機嫌、便の回数や色などを普段からしっかり確認しておき、適切な対処を取れるようにしてくださいね。
【関連記事】
赤ちゃんが便秘の時は?離乳食のレシピ。綿棒やマッサージで解消
そして逆に赤ちゃんの便秘。赤ちゃんが便秘になることは意外と多いのですが、その分心配な親御さんも多いことでしょう。
上記記事では、そんな気になる赤ちゃんの便秘についてその原因や対処法などをまとめていますので、是非とも合わせて読んでみてくださいね。
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