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ひな祭りの歌、歌詞の意味は?こんな替え歌を知っていますか?

3月3日は桃の節句「ひな祭り」ですね。女の子がいるご家庭では、雛人形を飾ったりお祝いをしたり、楽しいイベントなのではないでしょうか?

 

ひな祭りといえば、♪あかりをつけましょぼんぼりに~で始まる「うれしいひな祭り」の歌詞。古くから歌われていますよね。私は、このひな祭りの歌がなんとなく好きではありませんでした。どことなく寂しい、悲しげな音楽に聞こえていたからです。

 

ひな祭りは好きなイベントではなかったのですが、この「うれしいひな祭り」に込められた歌詞の意味について作者の思いを知ったことから、また違った気持ちを頂く様になりました。そこで今回は、

 

●うれしいひな祭りの歌詞の意味とは?
●歌詞に込められた思いとは?
●うれしいひな祭りの替え歌とは?

といった内容についてまとめました。

 

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うれしいひな祭りの歌詞の意味とは?

あなたはひな祭りの歌を最後まできちんと歌えますか?歌い出しは覚えていても、最後まで歌詞を自信を持って歌える人は、意外と少ないかも知れませんね。

 

 

この歌を聞くと、鼻歌を歌いながら母が楽しそうに雛人形を飾っていた事を思い出します。しかし、この歌の歌詞には二つの間違いがあるのです。

 

この部分、

♪お内裏様とお雛様~

と、男雛をお内裏さま・女雛をお雛様と歌っていますが、正しくは、男雛と女雛を合わせて「お内裏様」と呼びます。他にも、仕丁・随身・五人囃子・三人官女・お内裏様・お雛様は、すべての雛人形の総称です。

 

なんとなくお雛様は「女の子」というイメージがあるので、お内裏様は男雛の事と勘違いされたのかも知れませんね。

 

ひな祭りの歌、歌詞の意味は?こんな替え歌を知っていますか?

 

 

もう一つは、

♪赤いお顔の右大臣~

の部分。白酒で酔っ払っているのか?とまでいわれた右大臣ですが、赤ら顔しているのは左大臣の方なんですよね。

 

そもそも、左大臣が白酒で酔っているのかも定かではありませんが、右大臣にとっては、ちょっと迷惑な言いがかり(?)になっていますね。

 

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歌詞に込められた思いとは?

うれしいひな祭りは1935年ごろに、作詞家のサトウハチロー氏が娘に雛人形を用意した前後に作詞されたといわれています。なんと80年も昔に作詞されていたんですね。2007年には日本のうた100選にも選ばれています。

 

さて、この歌の2番には、

♪お嫁にいらしたねえさまに~ よく似た官女の白い顔~

 

という一節があるのですが、サトウハチロー氏のお姉さんは、結婚が決まった18歳の頃、結核を患い亡くなったそうで、そのお姉さんへの鎮魂歌として作詞されたのではないかといわれています。

 

女の子の健やかな成長を祝う、嬉しい行事であるにも関わらず、さみしげな曲調になっているのは、その為なのかもしれませんね。

 

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そして、お嫁に行くよりも前に亡くなってしまった姉への鎮魂と、娘さんの成長を喜ぶサトウ氏の思いが込められている事を知り、この歌から、兄弟愛や家族愛を感じる様になりました。

 

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うれしいひな祭りの替え歌とは?

ひな祭りの替え歌ですが、私の子供が突然こんな歌を歌い出したのです。

♪明かりをつけたら消えちゃった~ おはなをあげたら枯れちゃった~
♪ご~にんばやしは死んじゃった~ 今日はかなしいお葬式~

 

サトウ氏の姉へ想いを知りもしない息子ですが、お友達に教えてもらったと楽しそうに歌っています。

 

でもこの替え歌、私が小学生だったウン十年前、男の子達が歌っていた替え歌と同じなんです。私は、結婚と同時に他県に引っ越しているので、全国的に有名?な替え歌のようです。

 

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そしてその替え歌が、何十年も歌い続けられている事に再度ビックリ!主人にも聞いてみたところ、主人は別バージョンも知っていました。

 

♪明かりをつけましょ 爆弾に~ ドカンと一発 ハゲ頭~
♪五人囃子は死んじゃった~ 今日は悲しいお葬式~

 

別バージョンの方が更に酷い扱いを受けていますが、他にもいろんな替え歌がありそうですね。

 

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いかがだったでしょうか?サトウ氏は、歌詞の間違いをずっと気にしていたようで、自身の代表作である「うれしいひな祭り」が、あまり好きではなかったといいます。

 

間違いはあっても、何十年にも渡って歌われ続けているこの曲が「名曲」である事に変わりは無いですよね。きっとこの先も、替え歌と共に歌われ続ける事でしょう。

 

【関連記事】

ひな祭りの由来、食べ物の意味は?縁起が良い食べ物とは?

 

それでは、楽しいひな祭りをお過ごしください。

 

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