りんごの栄養とすごい効果!皮ごと食べる場合の農薬は?効能まとめ
実はあまりりんごは食べないんです。というのも、皮をむいたりするのが面倒だからです。お店では、どうしても手で皮をむけるみかんやバナナをカゴに入れがちです。
スーパーで、色々な品種のりんごがお行儀よく並んでいるのを見ると、食べてみたくはなるんですよね。
さらに、「一日一個のりんごで医者いらず」「りんごが赤くなると医者が青くなる」というような言葉を聞くと、りんごには栄養がたっぷりなの?と、私の“健康的な食べ物食べたい欲”が刺激されます。今回は、以下について調べました。
●りんごの栄養成分は?加熱すると栄養価は減るの?
●皮に栄養はある?皮ごと食べる場合の洗い方と農薬の落とし方
●りんごの体にいい効果とは?毎日一個で健康になる?
●すりおろしやジュースでも得られる効能は同じ?
身近なりんごですが、上手に取り入れて健康効果を活かしていきましょう。
SPONSORED LINK
りんごの栄養成分は?加熱すると栄養価は減るの?
りんごの約85パーセントは水分です。 水分が多いこともあって、カロリーはりんご100gあたり54kcalと少なめです。では、残りの15パーセントには、どんな栄養があるのでしょう。
まず、りんごには食物繊維がとても多く含まれています。りんごの皮には、タンニンとペクチンが多く含まれます。また、100種類以上のポリフェノールが含まれます。そして、リンゴ酸・クエン酸といった有機酸も多く含んでいます。
りんごは加熱して食べることもあると思いますが、加熱するとペクチンが9倍にも増えます。ペクチンは皮に多いので、加熱する場合も皮ごと煮たり焼いたりするのがおすすめです。
皮に栄養はある?皮ごと食べる場合の洗い方と農薬の落とし方
りんごの皮には、3種類のポリフェノールが含まれています。リンゴポリフェノールと言われます。
■ プロシアニジン
■ エピカテキン
■ アントシアニン
その他にも、ペクチンやカリウムも実よりも皮の方に多く含まれています。これらの栄養を摂るためには、皮ごとりんごを食べるのがよいです。でも、りんごの皮のワックスや農薬が心配だという方もおられると思います。
りんごをみると、表面がテカテカとしていることがありますが、これはワックスではなくりんご自身が乾燥を防ぐために出している、リノール酸やオレイン酸という成分です。
もちろん食べても大丈夫です。これらの成分は、悪玉コレステロールを減らす効果があります。
SPONSORED LINK
また、りんごに白い粉が付いていることがあります。これはブルームという物質で、乾燥や病気からりんご自身を守るためのものです。食べても大丈夫です。
りんごは無農薬で作るのがとても難しい果物です。でも、国産のりんごは厳しい検査がされているので、しっかり水洗いすれば問題はありません。
もし気になるようであれば、塩水につけたり酢水で洗うと農薬は取れます。他にも、重曹を溶かした水にしばらく浸けた後、よく水で洗い流す方法もあります。
りんごの体にいい効果とは?毎日一個で健康になる?
りんごには、次のような体にいい効果があります。
整腸作用
食物繊維がとても多く含まれているので、お腹の調子を整えます。 皮にあるタンニンとペクチンは、腸の粘膜を保護します。風邪で内蔵の働きが弱まっている時に、りんごが良いと言われるのはこういった点からかもしれません。
アンチエイジング
リンゴポリフェノールは、抗酸化作用が強いため、老化防止や美肌の効果があります。メラニン色素の過剰な生成を抑制したり、紫外線をカットする働きもあるので、美肌効果も期待できます。
疲労回復
りんごに含まれるリンゴ酸やクエン酸は疲労回復に効果的です。
血液サラサラ効果
リンゴポリフェノールは、、悪玉コレステロールが血管を固くしてもろくするのを防いで、血流を改善します。ドロドロ血液改善の効果があります。
一日一個で医者要らずと言われるりんごですが、これらの効果を期待して毎日食べるのもいいと思います。 一日一個程度であれば、糖分のとりすぎにもならずに安心です。
すりおろしやジュースでも得られる効能は同じ?
りんごをすりおろしたものや、りんごジュースでりんごを摂取することもあると思います。この場合、もちろん消化は良くなります。
りんごをすりおろすと酵素の量が格段に増えます。これにより、より免疫力を高めてくれます。このとき、皮のまますりおろした方がよいそうです。
風邪で体内の酵素が減っている場合には、消化にも良くて酵素も増えているすりおろしりんごが最適です。
ジュースの場合はどうでしょうか。市販されているりんごジュースは、透明のものと白濁しているものがあります。透明のものは、食物繊維をろ過して取り除いているため、透明になっています。
また、市販のりんごジュースは加熱殺菌されているため、生のままの栄養ではなくなっています。酵素なども期待できず、栄養的にはあまり取れないと考えたほうがよさそうです。
ジュースを飲むならば、自分ですりおろして濾して、ジュースにする方が、栄養を取る上ではおすすめです。
いかがでしたか?りんごを食べると、身体に良い効果がいろいろあることが分かりました。
りんごをあまり食べていないことの原因だった皮むきが、別にしなくてもいいということが分かって、かなり喜んでおります。むしろ、皮付きのままのほうがいいんですって!
【関連記事】
アーモンドの栄養成分。健康効果は1日何個?食べ過ぎはどうなる?
皮ごと食べて、皮の栄養もガッツリと余すとこなく体に取り込みたいと思います。
SPONSORED LINK
おすすめトピック(広告含む)
関連記事
-
-
かぼちゃの栄養と効果的な食べ方。種に効能はあるの?妊娠中の摂り方
夏になると畑に目立つようになる、大きな実、かぼちゃ! 最近は秋のハロウィーンでももてはやされる存在で
-
-
手足口病の感染で保育園の登園はいつから?初期症状と治療法
梅雨から夏にかけてのこの時期、乳幼児で流行するのが夏風邪ですね。特に今年は「手足口病」が流行の兆しを
-
-
冷え性の改善法。対策方法は?漢方からサプリ。ツボほか解消まとめ
女性に多い冷え性の悩み。慢性的に冷えてしまう症状ですが、夏はエアコン、冬は寒さでよりいっそうひどくな
-
-
赤ちゃんの鼻づまり原因は? 新生児で夜中、眠れないときの解消法
赤ちゃんの鼻がつまっていて、常にフガフガと呼吸が苦しそうだと心配になりますよね。特に鼻づまりのせいで
-
-
花粉症メガネの効果はある?ない?対策法とおすすめメガネの選び方
くしゃみ・鼻水・目のカユミなど、ツライ花粉症の対策は何が有効?毎年花粉症に悩む私にとって、花粉の飛び
-
-
食中毒の症状とは?牡蠣や貝、豚肉・生肉などの食あたりの対処法
雨が続いてジメジメして来る季節、どうしても食べ物も弱りやすくなっていますよね?この季節、心配なのが食
-
-
夏バテの症状と原因。疲れ解消、対策と予防に効く食事や食材とは?
ポカポカとした陽気から、ギラギラとした痛い日差しへとかわりつつある今日この頃。去年ってこんなに暑くて
-
-
アスペルガー症候群の子どもとの接し方。クラスの子との付き合い方は?
前回『アスペルガーの子どもの特徴とは? 原因や遺伝の確率。治る治療法は?』の記事で、アスペルガー症候
-
-
秋の花粉症の症状とは?原因と時期はいつまで?喉の痛みや咳の対策
冬の終わりから春近くなってくると、あちこちから「花粉症で」という声が聞こえてきます。「今日は飛んでい
-
-
秋の七草の覚え方は?おすすめの方法。種類と意味、由来について
春の七草は有名ですが、秋にも七草があるのをご存知でしたか?なんとなく知っていても、七草全てはわからな