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立冬の意味とは?2018年はいつ?食べ物と風習。時候の挨拶の例

きょうは立冬です。各地の表情をお伝えします」などと、秋も深まってくるころ「越冬する鳥たち」や「お正月のしめ飾りづくり」などの話題とともにニュースで目にする「立冬」という言葉。

 

いまひとつ、どういう意味で使われているのか知らない人もいらっしゃるかもしれませんね。また、「冬至」という言葉もよく耳にしますが、違いはあるのでしょうか。気になりますね。そこで今回は、

 

●立冬とは?意味と冬至との違いは?
●2018年はいつ?
●立冬の習慣と食べ物について
●時候の挨拶で使う場合の例は?

 

といった内容で、立冬について色々まとめてみました。よろしければ参考にしてみてくださいね。

 

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立冬とは?意味と冬至との違いは?

まず、立冬という言葉はどうやって生まれたのでしょうか。少し歴史をたどってみたいと思います。

 

みなさん、二十四節気(にじゅうしせっき)という言葉をご存知でしょうか?

 

古代中国にさかのぼるのですが、当時は月の満ち欠けを元に「太陰暦」という暦(カレンダー)を使っていました。しかし、月を元に作られた暦は、太陽の位置とは無関係なため、実際の季節感と日付にズレが生じていました。

 

農民は、農作業などで春夏秋冬を正しく知る必要があったことから、この暦に不満がつのっていきました。

 

その結果、太陽の移動に合わせて季節の変化を表す二十四節気」がうまれたのです。

 

立冬の意味や食べ物と風習について。時候の挨拶の例を調べました。

 

地球からみて太陽が移動する通り道360度を24等分にし、春分を0度として24の節気(季節の変化を表すことば)を設けて、暦と季節を合わせるように考えたのです。

 

その中の一つとして「立冬」という言葉もうまれました。

 

現在でも、季節の節目を示す言葉としてよく使われていますね。「春分の日」「秋分の日」など祝日になっている言葉もあります。

 

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画像出展元:http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/

 

 

では、立冬とはどういう意味なのでしょうか?

 

「立」という漢字が使われていますが、これには新しい季節になるという意味があります。つまり「立冬=冬という新しい季節がはじまる」という意味を表しているのですね。

 

もちろん、「立春」「立夏」「立秋」という言葉もあります。

それぞれ、四季の始まりを示す日ということになります。

 

 

「二十四節気」で立冬は11月7日ごろ、または「立冬」から「小雪」までの約15日間をさすそうです。感覚的にはまだまだ秋らしい時期ですが、「二十四節気」は昼夜の日の長さを基準に決められています。

 

ですので、私たちが感じる季節感とは少し違うのだと思います。「まだまだ秋らしい気候が続きますが、暦の上では今日が『立冬』です。」などとニュースでもよく言っていますね。

 

 

また、冬至(とうじ)という言葉もよく聞きますが、立冬と同じ意味合いで捉えている人もちらほらと耳にします。しかし「冬至」も「二十四節気」の一つなのですが、12月22日ごろを表すので、意味合いは全然違ってきます。

 

冬至の「至」には、昼夜の長さの差が一番大きい日という意味があります。つまり「立冬=冬のはじまり」「冬至=一年で一番夜が長い日」ということになります。全く違う時期をさす言葉であると覚えておきましょうね。

 

余談ですが、「夏至=昼の長さが1年で一番長い日」ということにもなりますね。

 

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2018年の立冬はいつ?

毎年、立冬にあたる日は同じではありません

 

2014年 11月7日
2015年 11月8日
2016年 11月7日
2017年 11月7日
2018年 11月7日
2019年 11月8日
2020年 11月7日

 

毎年11月7日ごろ、および次の節気「小雪」までの約15日間をさします。

 

というわけで、上記の通り今年2018年の立冬は、

2018年11月7日(水)

です。

 

1年365日は、太陽の周期と完全に一致していません。そのため4年に一度うるう年として、このズレを修正する年があるために、同じ日にならないのですね。

 

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立冬の習慣と食べ物について

さきほども書きましたが、立冬を冬至と勘違いして、かぼちゃを食べる日、と思っている人もいるようです。立冬と冬至では全く違う日や期間をさすので、間違えないようにしましょうね。

 

では、立冬には何か習慣や決まった食事をするのでしょうか?

実は、立冬に決まった行事食はありません。

 

ただ、中国のことわざには、「立冬には栄養を補給しよう」という意味合いのものがあるそうです。

 

 

1年のうちでも寒暖差が激しくなるこの時期には、体調をくずしやすいので、季節の食べ物を季節に合った調理法でいただき、健康な体を維持しようという食の習慣はあるようです。

 

私たちもこれに習って、立冬がきたらしっかり栄養を取って、体調をくずさないようにしていきたいですね。

 

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時候の挨拶で使う場合の例は?

手紙やはがきで用いられる時候の挨拶は、ふだんの会話で「じめじめした日が続きますね」「朝晩急に寒くなりましたね」というように、天気や季節の移り変わりを表したり、相手の健康を気遣う意味で使われます。

 

立冬の頃に書く手紙には、どのような言葉がよいのでしょうか?

 

二十四節気の言葉は季節を表す言葉なので、手紙のあいさつ文にそのまま用いることができます。

「~の候」とするだけで時候の挨拶として使えますよ。

 

ちなみに「~の候」は「~の季節になりましたが」といった意味合いで使います。

 

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例:拝啓 立冬の候、いかがおすごしでしょうか。

 

「~のみぎり」「~の折」としてもよいです。

 

ただ、立冬をさす期間が約15日間と短いので、二十四節気の言葉を時候の挨拶に使う場合は、該当期間かどうかは確認して使ってくださいね。

【関連記事】

冬至かぼちゃとゆず湯の由来。2018年はいつ?食べ物の風習の違い
小春日和の意味とは。時期はいつ?英語で書く場合。季節は春なの?

 

いかがだったでしょうか。立冬は11月初旬をさす言葉だったのですね。

 

しかも二十四節気の歴史もわかり、太陽と暦(月の満ち欠けを元にしたもの)のズレに農民が悩まされて考えられた言葉だと知り、一つ一つ季節が変化していく様子がこめられた言葉にその歴史を感じました。

 

手紙を書く際に、難しく感じていた時候の挨拶も、二十四節気の意味合いがわかってくると、積極的に使ってみたくなりますね。

 

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