雛人形の飾り方。七段、五段、三段飾りの正しい並べ方とは?
桃の節句ひな祭り。娘さんの居るご家庭では、娘さんと一緒に雛人形を飾るのも、楽しみの一つなのではないでしょうか?
季節になると、至る所で雛人形を目にするものの、自分でいざ飾ろうと思った時、正しい飾り方って、意外と分からないものですよね?そこで今日は、
●雛人形の飾り方で飾る場所、方角は?
●七段飾り(十五人飾り)の並べ方は?
●五段飾りの飾り方。並べ方は?
●三段飾り(五人飾り)の並べ方
●ひな祭りをより楽しいものに
といった内容で、雛人形の飾り方・正しい並べ方についてご紹介したいと思います。
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雛人形の飾り方で飾る場所、方角は?
雛人形を販売しているお店で良くある質問に、「北向きに飾ってもいいの?」というものがあるそうです。
専門家の話によると、北枕と混同されがちですが、雛人形を飾る際にそういうルールはないそうで、それぞれの家庭の飾りやすい場所に飾っていいという事なので、これで一つ疑問は解決しましたね。
ただし、直射日光の当たる場所は避けた方がいいようです。お人形が傷んでしまったり、日に焼けてしまいますからね。
また、暖房器具の近くやエアコンの風が直接当たる場所は、気温や湿度が急激に変化するため良くないそうです。毎年飾る大事なお人形ですので、気をつけたいですよね。
更には、室内でワンちゃんや猫ちゃんを飼っている方は、ペットさんにイタズラされてしまわないように、場所を選んでみてください。
このように、雛人形の飾り方に、「ここに飾らないといけない」とか、「○○の方角に向ける」など、そういったルールはないようですので、ご自身で一番いいと思う場所を選んでみてください。
七段飾り(十五人飾り)の並べ方は?
まずは、七段飾りの並べ方をご紹介します。ここで一番気になる事が、殿と姫の配置。
これは、新式と古式では全く逆となっており、
古式では「左が姫・右が殿」
なのです。
最近では新式の配置が多いようですが、これも地域により様々で、京都などでは今でも古式の配置だそうです。
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ここでは最近多いという「新式での配置」でご紹介したいと思います。
屏風(後ろ)、雪洞(両サイド)、お神酒(殿と姫の間)、左が殿、右が姫
●2段目
三人官女(中央眉なし)、高杯
●3段目
五人囃子(太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡)
●4段目
右大臣、御膳、菱台、左大臣
●5段目
橘、仕丁(怒、泣、笑)、桜
●6段目
箪笥、挟箱、長持、鏡台、針箱、衣裳袋、火鉢、茶道具
●7段目
籠、重箱、御所車
雛人形に向かって左から、こんな感じに配置してください。
雛人形を扱っているお店などでも、お店により多少配置が異なる事があるそうですので、必ずしもこの通りではないという事ですが、少しでも参考にして頂けたらと思います。
雛人形の飾り方。五段飾りの並べ方は?
次に五段飾りです。先程の七段飾りを基準にしてご紹介致します。
屏風(後ろ)、雪洞(両サイド)、お神酒(殿と姫の間)、左が殿、右が姫
●2段目
三人官女(中央眉なし)、高杯
●3段目
五人囃子(太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡)
●4段目
右大臣、御膳、菱台、左大臣
●5段目
橘、籠、重箱、御所車、桜
上の4段までは七段飾りと同じ構成で、最後の一段が、七段飾りの一番下のものに五段目の橘と桜を加えた構成になっています。
七段は豪華ですが、五段は五段でまとまりがあってとても素敵ですよね。
三段飾り(五人飾り)の並べ方は?
最後に三段飾の並べ方です。こちらも最初にご紹介した、七段飾りを基準にして、ご紹介したいと思います。
屏風(後ろ)、雪洞(両サイド)、お神酒(殿と姫の間)、左が殿、右が姫
●2段目
三人官女(中央眉なし)、高杯
●3段目
橘、籠、重箱、御所車、桜
こちらは、五段飾りの上の二段をそのままに、最後の一段には五段飾りの最後を持ってきています。
三段飾りは高さを抑える事が出来ますので、何かの上に飾るという場合に、とてもいいですよね。
ひな祭りをより楽しいものに
いかがでしたか?飾り方に関する疑問、少しは解決したでしょうか?
飾り方の説明の所でもお話したように、地域により細かい違いがあったりするものですので、必ずしもこの通りであるとは限りません。
またお店によって、見せ方が違う場合もあるようですので、実際に店頭に飾られているものを参考にしたりしながら、より良い飾り方を考えてみるのもいいかと思います。
今回無事に並べる事が出来たら、雛人形の写真を撮るのはいかがですか?
記念の意味ももちろんですが、翌年、またお雛様を飾る際に、並べ方が分からなくなる…なんて事があっても、写真があれば大丈夫です!それを参考に、娘さんと一緒に楽しみながら雛人形を飾る事も出来ますよね。
我が家でも、去年は写真を撮り忘れてしまいましたので、今年は並べた後に撮影して、次からは娘とその写真を参考に楽しく飾りたいと思います。
【関連記事】
飾った人形を観る事も楽しみではありますが、こんな風に飾り付けや片付けも親子で楽しみながら出来ると、ひな祭りが益々楽しいものになるのではないでしょうか?
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