熱中症の対策と予防法。食べ物や牛乳。飲料で子供や赤ちゃんを守る
夏が近づくと気になるのが熱中症ですが、しっかりと対策は取れているでしょうか。この熱中症、まだ記憶に新しい記録的熱波にみまわれた2010年には、実に1,700人以上もの人が亡くなりました。
こうして、重症になると命に関わる症状にも関わらず、暑い屋外だけでなく屋内でも、また老若男女問わず誰しもがその危険のある熱中症ですが、きちんと危険性を理解していれば、日々の暮らしの中で簡単に予防することができます。
そこで今回は、日頃口にする食べ物や飲み物で行える、手軽な熱中症対策と予防法についてご紹介していきます。
●熱中症の対策に効く食べ物とは?
●牛乳や飲み物。飲料で予防する方法
●熱中症の対策グッズと防ぐコツとは?
小さなお子さまや赤ちゃん、そして特に危険の高い高齢のご家族などを、熱中症から守る術を身につけましょう!
SPONSORED LINK
熱中症の対策に効く食べ物とは?
熱中症の対策といえば、水分補給をこまめに行うことが一番手軽で効果的ですが、普段から熱中症対策予防のための栄養素を摂取することでも熱中症対策を行うことが出来ます。
夏、外で活動する機会が多い方は、普段の食事に熱中症対策のメニューを加えてみてはいかがでしょうか。
カリウム
汗をかくと塩分が失われるのはご存知だと思いますが、同時にカリウムも失われています。
カリウムは細胞内の水分を保つために必要な成分で、失われると細胞が脱水症状をおこしたり、臓器の機能障害が起こる可能性があります。
普段からカリウムを摂取しておくことで、万が一熱中症にかかった場合でも回復力が早くなる効果が期待出来ます。
カリウムを多く含む、バナナやほうれん草、じゃがいもや海苔、ひじきなどの食品を、メニューの中に取り入れてみましょう。
ビタミンB1
ビタミンB1には糖質を分解し、疲労の元となる乳酸やピルビン酸などが体内に溜まるのを予防する作用があります。
疲労回復や夏バテにも効果的な食べ物ですから、豚肉やうなぎ、青のり、きなこなどのビタミンB1を多く含む食品を積極的に食べるようにしましょう。
暑い夏にはさっぱりと、野菜も一緒に沢山食べられる「豚の冷しゃぶサラダ」なんかはおすすめメニューです。
クエン酸
疲労回復効果のある成分の代表格といえばクエン酸ですね。レモンや梅干し、酢などに多く含まれています。
クエン酸を摂取することで疲労回復のほか、老化防止効果なども期待出来ますし、夏バテで食欲が無い時にもオススメです。
特にレモンは、クエン酸以外にもビタミンCやポリフェノールなどの疲労回復に役立つ栄養素が含まれていますので、特にオススメの一品です。
<5時に夢中! マツコ 丼ものを食べて熱中症予防!?>
牛乳や飲み物。飲料で予防する方法
熱中症対策の飲み物といえば、真っ先に思い浮かぶのは、水分と共に塩分も補給することが出来るスポーツドリンクですが、実は牛乳も熱中症対策に効果的ということをご存知でしょうか。
牛乳には塩分はあまり含まれていませんが、タンパク質の一種であるアルブミンが含まれています。
アルブミンには造血作用がありますから、汗をしっかりとかけるようになったり、皮膚表面からの熱の放散量が増え、体温調節機能を上げることが出来ます。
普段から牛乳を飲むようにしていると、通常時の血液量も増加し、熱中症になりにくい体を作ることが出来ます。
SPONSORED LINK
また、牛乳を飲むタイミングとしては運動後が効果的と言われていますので、朝や夕方などの涼しい時間帯にウォーキングやランニングをする習慣がある方は、運動後の水分補給に牛乳を飲むようにすると良いかもしれませんね。
牛乳が苦手、という方は、ヨーグルトやチーズなどの乳製品でも代用することが出来ますから試してみて下さい。
熱中症の対策グッズと防ぐコツとは?
今は日常生活で使える熱中症対策グッズがたくさん売られていますから、お店に行った時などに、自分が使いやすいものを探してみて下さい。
ここでは、手軽に使えるオススメグッズをご紹介致します。
水に浸すだけで使えるクールマフラー
スカーフの中に高分子吸水ポリマーが入っていて、水に浸して水分を吸収させると、蓄えられた水分が時間をかけてゆっくりと蒸発していき、水が蒸発する時の気化熱で、首回りの体温を冷ますことが出来ます。
首の周りには太い血管があるため、この部分を冷やすと効果的に体温を下げることが出来ますし、小さなお子さんでも安心して使えるのが魅力です。
また、何度も繰り返して使用出来ますので、夏に長時間外に出ている方にはオススメのグッズです。
日傘
夏の紫外線対策用に、紫外線を99%以上カットする日傘が販売されています。今は雨の時でも使える日傘もありますから、急なゲリラ豪雨の時でも安心して使用出来ます。
また、周囲に日陰が無い時でも日傘を使用すると、日陰を作ることが出来ますので、ちょっと休憩する時にも便利に使えます。
衣類に吹きかけて瞬間冷却出来るスプレー
衣類に吹きかけるだけで瞬時に冷却効果が得られるスプレーが販売されています。
上がってしまった体温を瞬時に下げることが出来ますから、お出かけの時はバッグの中に一本入れておきたいグッズです。
いかがでしたでしょうか?大切なお子さまやご家族を守るためにも、熱中症対策はしっかりとしておきたいところです。
熱中症は日常生活の中でも対策を取ることが出来ますから、ぜひ実践していってくださいね。
【関連記事】
熱中症の症状とは?頭痛や下痢。赤ちゃんや子供の症状と応急処置
熱中症の症状や起きた場合の応急処置については、上記関連記事に詳しくまとめましたので、ぜひ参考にして下さいね。
SPONSORED LINK
おすすめトピック(広告含む)
関連記事
-
顔の毛穴の黒ずみ、汚れ除去。パックは有効?目立つ穴の引き締め
緑がまぶしい季節なりました。新生活や、ライフスタイルの変化にも少し慣れ、楽しさ味わう時期にもなりまし
-
片頭痛の原因とは?吐き気や肩こりの対処法。頭痛に効くツボとは?
唐突に激しい頭痛が襲ってくる片頭痛。その頻度も決して少ないものではなく、多い方では週に1〜2回も起こ
-
口臭の原因。胃との関係。病気の疑いは?歯石やコーヒーで臭い?
自分では良く分からないからこそ気になる。それが口臭ですよね? すぐ自分で気がつけれ
-
低温やけどのかゆみや水ぶくれ治療法。カイロや湯たんぽ対処法
寒くなってくると、お布団の中に湯たんぽを入れる方もいらっしゃるのではないのでしょうか?私が子供を産ん
-
貧血の原因とは?男性と女性、高齢者が貧血になる理由、原因は?
「わたし貧血気味で…」というと、儚げな印象を持ったり、守ってあげたくなったりますが、実は当の本人は結
-
目も紫外線で日焼けする?影響と病気。メガネ・サングラスで対策を
日差しの強い季節、日焼け止めなどで、肌の紫外線対策はバッチリという方は多いかと思いますが、皆さん、目
-
日射病と熱中症と熱射病の症状の違いとは?応急処置と治療対策
夏が来ると気分も弾んでくるものですが、気を付けたいのが日射病や熱中症などの症状ですが、皆さまは日射病
-
ヨーグルトの賞味期限切れ。未開封はいつまで大丈夫?良い使い道は?
冷蔵庫で発見したヨーグルトが賞味期限を過ぎていた!よくあることですよね~。半年や1年となると即座に諦
-
ゴーヤの栄養と効能。妊婦は食べない方がいい?健康にいい効果とは?
毎年、夏のグリーンカーテンのために、5月頃からせっせとプランターに苗を植えます。夏になると、立派なグ
-
豆腐の栄養成分と特徴。木綿と絹ごしで違いは?効果と効能まとめ
お豆腐はめちゃくちゃ好きな食品です。お豆腐だけでなく、厚揚げやうす揚げも冷蔵庫に常備。毎日なにかしら