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破魔矢の飾り方と2019年の方角。はまやの置き場所はどこ?

破魔矢とは正月の縁起物として神社や寺院で授与される矢の事で、「魔除け」「一年の好機を射止める」などと言われています。

 

最近は、信仰に対する意識や住宅事情の変化から、破魔矢を授かる人も減少しつつあると言われていますね。私も実家を出てからは、自分で破魔矢を授かった事はありませんでした。

 

しかし、息子が生まれ「そうだ!破魔矢だ」と思ったものの、どこでもらえるのかも知りませんでした・・・。そこで今回は、

 

●破魔矢の由来について
●どこに飾れば良いのでしょうか?
●どの方角に祀れば良いでしょうか?
●いつまで祀っておくのでしょうか?

 

といったテーマで、破魔矢の由来から正しい飾り方・いつまで飾っておくか?などについてまとめました。

 

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破魔矢の由来について

『ハマ』とは、もともと年占いに使う的の事でした。その昔、地区ごとに弓射を競い、勝った地区はその年豊作に恵まれるとされていました。この破魔を射抜く矢を破魔矢、弓を破魔弓といいます。

 

現在の様に縁起物とされたのは、江戸時代頃からでした。それまでの年占いが形式化し、男児の成長を祝う縁起物となり、装飾を施した矢と弓が贈られるようになっていきました。

 

更に簡略化され、矢だけが魔除けとして、神社や寺院から授与されるようになったという事です。

 

また、正月以外でも家を新築する場合の上棟式男児の初節句に贈る地域もあります。

 

破魔矢の飾り方と2016年の方角。はまやの置き場所はどこ?

 

どこに飾れば良いのでしょうか?

昔はどの家にも神棚や床の間があり、そこに御札や破魔矢を祀っていました。しかし、最近では自宅に神棚や床の間がないお宅も増えています。

 

飾る場所がないからと、破魔矢を授かるのを遠慮する人もいるそうですね。神棚や床の間がない場合、破魔矢は授からないほうが良いのでしょうか?

 

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決してそんな事はありません。破魔矢は神様から授かる縁起物です。神様が嫌だと思う様な場所以外なら、どこに祀っても問題ありません

 

ただし、神棚同様、神様を見下す事にならない様に、大人の目線よりも上に祀るようにしましょう

 

 

気持ちの問題かも知れませんが、祀る前には埃などをはらって清潔にしましょう。悪い気や魔物が入って来ないようにと玄関に飾る人もいますし、家族が集まる場所としてリビングに飾る人もいます。

 

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2019年の破魔矢はどの方角に祀れば良いでしょうか?

「どの方位でも構わない」が正解です。

 

今年は○○の方角だという話しを耳にする事があるかもしれません。これはおそらく、上棟式の際に鬼門に向けて破魔矢を祀るので、何か方角が決まっているのではないだろうか?と勘違いしたのではないかという事です。

 

実際、神社の方にお話しを聞いてみたところ、どの方角に向けても構わないとお返事を頂きました。

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ただ、神社では太陽神である天照様を中心としている為、太陽に矢の先(尖った方)が向かない様にする心遣いがあっても良いでしょうとの事です。

 

どうしても気になる方は、その年の「凶の方角」に向けておきましょう。

 

2018年の凶の方角(凶方位)は、五黄殺(ごおうさつ=誰にとっても大凶な方角)が南西ですので、南西に向けるのも良いかもしれませんね。

 

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いつまで祀っておくのでしょうか?

破魔矢は一年に一度新しいものと交換するとされています。今まで祀っていたものは、授与された神社やお寺にお返ししましょう。

 

初詣の時期になると、古神札奉納所が設置されていて、破魔矢や御札、お守りなどを奉納出来る様になっています。

 

そして、また新しい破魔矢を授かって帰るというのが一般的な流れになります。

 

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1月15日のお焚き上げを目安にお返しする人が多いですが、神社や寺院ではいつでも古神札を受け取って頂けるので安心して下さい。

 

帰省先や旅先で破魔矢を授与された場合など、現地まで持って行くことが困難であれば、近くの神社やお寺にお返ししても問題ありません。

 

ただし、神社で授与された場合は神社で、お寺の場合はお寺にお返ししましょうね。

 

 

いかがだったでしょうか?正しい方法を知れば、難しい事は何もないとご理解頂けたと思います。破魔矢を授かる際には、日本古来の風習として子供達にも その由来や祀り方を教えて上げてくださいね。

 

【関連記事】

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