食中毒の症状とは?牡蠣や貝、豚肉・生肉などの食あたりの対処法
雨が続いてジメジメして来る季節、どうしても食べ物も弱りやすくなっていますよね?この季節、心配なのが食中毒。何かを食べた後、あれ?おかしいな?と思った時、それが食中毒なのかどうか、分からなかったりしますよね。
そこで今日は、食中毒の主な症状や、そんな症状が出てしまった時の対処方法などをご紹介していきます。
●豚肉などの食中毒の症状とは?
●牡蠣や貝などの症状は?
●牛乳や卵の食あたりの症状は?
●食中毒の対処方法は?
●好きなものを美味しくいただけるように
こんな内容でお届けしますので、是非とも最後までお読みいただき、食中毒の予防や対処にお役立ていただけたらと思います。
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豚肉などの食中毒の症状とは?
野菜と肉ならどちらが好き?と訊かれたら、迷うことなく「お肉が好きです!」と答えられるくらい、お肉大好きな私ですので、まずは、お肉に関するお話からさせて頂きたいと思います。
豚肉などの食肉が原因となり起こる食中毒は、
というものです。
主な症状は、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱、関節炎・・・などで、潜伏期間は通常4日から6日くらい、発症期間は2~3週間です。
死亡率は0%ではありますが、だからといって食中毒で苦しいことには変わりありませんので、決して油断しないでください。
この菌は、食肉だけでなく牛乳なども原因になるそうですので、冷蔵庫を過信しない!・・・というのも注意のポイントです。
耐熱性はない菌ですので、低温殺菌でも十分殺菌出来ます。
牡蠣や貝などの症状は?
続いては、貝などが原因となり発症する食中毒です。貝類が主な原因となるものは、赤痢菌とコレラ菌の2種類もあります。
まずは【赤痢菌】についてですが、主な症状は、激しい下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などで、潜伏期間は1日から7日で通常は4日程度。発症期間は4~7日です。
この赤痢菌の怖いところは、乳幼児の死亡率が大変高いところです。
毒素は80℃で10分の加熱が必要です。
生ではなく、火をしっかりと通して食べる事が大事ですね!
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続いて【コレラ菌】です。
主な症状は、水様下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、脱水、ショック状態などで、潜伏期間は6時間から5日で通常は1日程度。発症期間は数日で、死亡率は1%です。
赤痢菌も怖いですが、こちらも症状がひどそうですので、注意が必要ですね。
手洗いを十分にする、そして海外での生物の摂取を控える事で、予防出来ます。
牛乳や卵の食あたりの症状は?
牛乳は豚肉の所で乳製品も…という事で、【エルシニア・エンテロコリチカ】の説明を参照頂くとして、卵が原因の食中毒は、【サルモネラ菌】です。このサルモネラ菌は卵だけでなく、鶏肉も原因となります。
主な症状は、悪心、寒気、腹痛、嘔吐、発熱、頭痛、下痢、脱水などで、潜伏期間は6から48時間で通常15時間程度。発症期間は1~4日程度で、死亡率は1%です。
こちらは潜伏期間が大変短い食中毒のようですが、卵を食べる際には冷蔵庫でしっかり保管したものを必ず加熱調理して食べてください。
75℃で1分以上が目安です。鶏肉も生では決して食べずに、必ず加熱して食べてください。
食中毒の対処方法は?
すぐに病院に行かれる事が一番ですが、どうしてもすぐには無理な場合もありますよね?そんな時、一体どうしたらいいのでしょうか?
水分を摂る
まずは、今まで色々な症状をご紹介した中でも、必ずといっていいほど含まれていた症状が嘔吐と下痢。その両方により、体内の水分が失われてしまい、脱水症状を引き起こします。
脱水症状とは、水分と電解質、または、身体が正常に機能するのに必要な栄養素とミネラルが、身体から失われた状態の事をいいます。
水分は摂取するのはもちろんですが、ミネラルなども失われていますので、スポーツドリンクなどを飲む事をオススメします。
食中毒かな?と思った時に摂る水分でオススメのものは、
・カフェインを含まない飲み物
・水
・氷の欠片を口にふくむ
・透明のスープ
・無色透明の炭酸飲料
・水に粉を溶かしたジュース
・・・などを摂取して水分を補いましょう。
味の薄い食物を摂取する
食中毒で吐き気が酷く嘔吐した後は、ゼラチン、バナナ、おかゆなどを少しずつ摂取する事が推奨されています。食べる事で再び吐き気や嘔吐の症状が出てしまった場合は、数時間時間を置いて、再度食べてみてください。
味の濃いものや、揚げ物、乳製品などは、食べたいなと思ってもこの時は我慢してください。
下痢止めを服用しない
食中毒になると、下痢の症状に見舞われますが、この時注意したいのが下痢止めを服用しない事です。
体内のバクテリアや毒を外に出す為に下痢になっているので、それを止めてしまう事で症状を悪化させてしまうからです。
休息をとる
なんの病気でも一番大事なのが休息をとる事です。体を休める事で回復力が高くなりますので、なるべく早く横になって、ゆっくりと休んでください。
・・・以上は対処方法となりますが、症状が明らかに重い方は、急いで病院に行ってください。
また乳幼児やお年寄りなどは、より症状が重く出てしまう事が考えられますので、自宅で様子をみるよりは、早めに受診される事をオススメします。
好きなものを美味しくいただけるように
私達が普段良く口にするものからも、食中毒になる可能性が常に潜んでいる訳ですね。
食べてはいけないという訳ではなく、食べる際、調理する際に注意が必要というだけですので、注意する点をしっかり把握して、季節に関係なく、好きなものを美味しくいただけるようにしたいものですね。
【関連記事】
食中毒の予防。3原則とは?お弁当の予防レシピと食あたり対策法
食中毒について、上記の関連記事も参考にしてみて下さい。
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