納豆の賞味期限は切れても食べられる?いつまで大丈夫か調査した結果!
冷蔵庫で発見した納豆、賞味期限が切れてる!ということ多いですよね。もともと発酵食品なので食べられる気はするけれど、本当のところはどうなの?
心配しながら食べても美味しくないですから、ここではっきりと見極められるようにしてしまいましょう。今回は、納豆の賞味期限についてレポートします。下記のメニューでお届けいたしますね!
●納豆の賞味期限切れは食べられる?3日経ったら危険?
●賞味期限を過ぎた納豆はいつまで大丈夫?一週間は?
●こんな状態になったら食べるな!白い粒やつぶつぶ他
●~まとめ~ 冷凍保存がおススメ!
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納豆の賞味期限切れは食べられる?3日経ったら危険?
納豆の賞味期限というのは、「納豆を理想的な風味で美味しく食べることのできる期間」のこと。なので賞味期限が切れてもまだまだ食べることはできます。
冷蔵庫の片隅に押し込んだまますっかり忘れていたりして、気づいたら賞味期限2週間も過ぎていた!という場合でも、だいたいは食べられます。
それは、そもそも納豆というものは枯草菌の一種である納豆菌が大豆を分解することで出来る発酵食品なので、納豆には他の雑菌が寄り付けないのですね~。
つまり腐敗しないのです。3日くらいなら全く大丈夫。その分発酵が進むので、製造後すぐよりも賞味期限が少し過ぎたあたりがより美味しいという人もいるほどです。捨てたりせずに、美味しくいただきましょう。
賞味期限を過ぎた納豆はいつまで大丈夫?一週間は?
一週間くらいでも食べるには支障なさそうです。確実にいつまでなら食べられるとは言えないのですが、設定された賞味期限は、いわば美味しく食べるためのピーク。
その後も納豆菌はどんどんと発酵を進めていき、人の味覚や食感としての美味しさからは外れていきます。
その結果、大豆自体が少しずつ分解されて柔らかくなり、一旦増えた糸を引く成分が今度は減少していきます。
そして一方で、アンモニア臭が発生してきます。
また、白く粒々としたものが出てきますが、それはチロシンというアミノ酸の結晶です。大豆が分解される途中で出てくるアミノ酸で、発酵過多となったり乾燥したりすると結晶化してしまいます。
アンモニアもチロシンの結晶も食べても体に害はないのですが、どちらも風味を損なってしまいます。特にアンモニア臭は気になる方が多いのではないでしょうか。
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つまり納豆の場合、腐敗する要因がない内は、人体に害があるなしで言うと、害はなし。いつまでも食べることは可能です。
どこで線引きをするかは、「美味しく食べられるか否か」というところですね。もしくは「納豆としての効能が高いか否か」も判断基準としていいかと思います。
保存状態や季節や、家庭までの流通条件にもよりますが、冷蔵していても賞味期限後2週間も経ってしまうと、アンモニア臭がして白い粒が出てきます。
そしてパッケージに接している縁のほうなどは乾燥してカペカペになってしまっていませんか?
そうなってしまうと美味しくないですし、過発酵状態ですので発酵食品としての体への効能はすでに落ち始めています。無理して食べることはない気がします。
ただその時点で捨てるのは、まだ勿体無いですので、私は納豆汁にしたり、お好み焼きに入れて食べてしまうようにしています。
こんな状態になったら食べるな!白い粒やつぶつぶ他
ただ、納豆菌とはいえ絶対的な負け知らずとは言えません。腐敗する要因がゼロではないのです。他の菌に負けてしまうことがあるんです。それはやはり外的条件によります。
納豆のパックは薄い発泡スチロールでできていて、緩く留めてある程度ですよね。空気が出入りできるようになっています。
それは納豆菌が酸素を取り入れて生き続けるようにしてあるためです。ですがそのせいで、他の菌も入り込むことができるんですね。
納豆のパックの包装には要冷蔵と表記され、だいたい10℃以下での保存を条件に賞味期限が設定されています。10℃以下ならば、だいたい納豆菌が大いに繁殖し他の菌に負けない状態を保てるということなのです。
ですが悪条件が重なったり続いたりした場合、別の有害な菌が繁殖することがあります。納豆菌が元気に活動できる環境から外れた場合ですね。
たとえば30℃近い温度下で2週間放置した場合、カビが生えたり、納豆菌が弱ったり減少するために粘り気がなく水っぽくなったりします。そういう状態になると完全にアウトです。
糸を全く引かない状態となったものも食べられません。別の菌が繁殖し腐敗していると考えられます。
納豆にチロシンの結晶である白い粒々が付いている場合がありますが、それは無害ですから、ざりっとした食感がイヤでなければ召し上がって大丈夫。
空気に触れている大豆の周りに白いものが薄く付着している場合があります。それも無害です。納豆菌の菌叢(きんそう)で、納豆菌が立派に働いている証拠ですので、食べても大丈夫です。
それ以外の何かが発生している場合は食べるのを控え、廃棄しましょう。
~まとめ~ 冷凍保存がおススメ!
納豆は滅多に腐りませんが、美味しさや発酵食品としての効能を考えると、それなりの「食べる限界」があるのだということをご理解いただけたでしょうか。
その食べる限界というのは、人それぞれの食の好みで変わってきますので、ご自分で基準を考え、決めておかれるといいかと思います。
ただし、それも含めまして、前の章でもお伝えしましたように、本当の意味で腐敗している場合もあります。その見極めはしっかりとしていただきたいと思います。
エラそうにここに記してはおりますが、私の方での責任は負いかねます。ご自身のご判断で、また自己責任でということをどうぞよろしくご理解ください。
さて、納豆を、では如何に美味しく食べるようにするか。その秘策を最後にお伝えしたいと思います。
それは「冷凍保存」です! 沢山購入して、これはもう賞味期限切れになること決定!と予測できるときは、迷わず冷凍してしまいましょう。
冷凍すると納豆菌は休眠状態にはいり、活動をお休みします。なので発酵はそれ以上進むことなく、ベストな状態のまま保存されます。
そして食べる前日に冷蔵室に戻しておけば、美味しくいただくことができるのです。冷凍する際は、乾燥しないように、また匂い移り予防のためにもポリ袋やラップなどにぴったり包んで保存くださいね。
【関連記事】
味噌の賞味期限切れ。未開封や開封後はいつまで大丈夫?2年前のは?
納豆などの発酵食品は、こうして学んでみると付き合いのしやすい食品のように思えてきました。美味しく体にもよい納豆。勿体無いことにならないように、しっかり消費していきましょう。
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