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銀杏の栄養と効能。食べ過ぎによる中毒症状とは?妊娠中はNG?

銀杏といえば、私には、茶碗蒸しに1粒入っているモノという認識です。 あとは、お酒のおつまみで串に刺したものがあるかな、というくらいです。あまり、注目したことがなかったなあ、銀杏…。

 

たくさんの銀杏をパクパク食べるというような経験は無いのですが、それには理由があるのでしょうか。あまり、そういうメニューを見たことありませんよね。

 

また、わざわざちょこっと食べる意味があるほどの、栄養や効能があるのでしょうか?そこで今回は、

 

●銀杏は栄養あるの?栄養価や栄養成分を教えて!
●健康への効能や効果について。体にいい効用とは?
●食べ過ぎるとどうなる?症状と中毒に注意!量は何個まで?
●妊婦に銀杏はNG?妊娠中は食べない方がいいの?

 

これらについて調べてみました。

 

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銀杏は栄養あるの?栄養価や栄養成分を教えて!

銀杏の食べる部分というのは、果実の中にある種の殻を割って、中から取り出した部分です。これは、胚乳という部分になります。

 

銀杏の約50パーセントは水分です。残りの50パーセントにたくさんの栄養が詰まっているんです

 

銀杏には、脂質、糖質、タンパク質、ビタミンA・B群、カロチン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、鉄分など、たくさんの栄養が詰まっています。カロリーは1粒で約5kcalになっています。

 

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健康への効能や効果について。体にいい効用とは?

銀杏には、体によい効能が色々あります。

 

がん予防・冷え性改善

銀杏に含まれているビタミンEは、抗酸化作用が強くて、がんや心筋梗塞などになりにくくする効能があります。また、ホルモンバランスの調整をしたり、血行を良くする効果があるので、冷え性や更年期障害が改善されることが期待できます。

 

貧血予防

銀杏に含まれる銅は、鉄分の利用を促進して貧血を予防することができます。また、骨や皮膚の健康維持に必要なコラーゲンの生成を助けます。

 

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高血圧予防

銀杏には、カリウムも豊富です。カリウムは利尿作用があって、体の中のナトリウムを体外に排出してくれる働きがあります。これによって、高血圧やむくみを改善させる効果があります。

 

夏バテ防止

銀杏には、ビタミンB1も多く含まれています。ビタミンB1の働きにより、炭水化物をエネルギーに変えることができます。さらに、老廃物を排出したり、疲労回復を促します。これらの効能によって、夏バテ防止が期待できます。

 

 

食べ過ぎるとどうなる?症状と中毒に注意!量は何個まで?

銀杏のいろいろな効能をあげましたが、それを期待して食べ過ぎてしまうとどうなるでしょうか。

 

銀杏を食べ過ぎると、メチルピリドキシンという中毒成分が、ビタミンB6欠乏症を引き起こすことがあります。
食べ過ぎて12時間以内に食中毒のような症状が出ます

 

この症状が出る方の8割が子どもだということです。神経系にまわって痙攣などを起こすこともあるそうで、怖いですね。

 

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子どもならば一度に7粒以上、成人では40粒以上食べた場合に症状が出ることが多いようです。

 

子どもに多いのは、メチルピリドキシンの解毒能力がまだ低いからだと考えられています。特にお子さんは、注意が必要ですね。

 

茶碗蒸しに入れる1粒程度にとどめておくか、またはいっそ全く与えないようにするなど、気をつけてあげてください。

 

 

妊婦に銀杏はNG?妊娠中は食べない方がいいの?

妊娠中に銀杏を食べることについては、どうでしょう。先ほど書いたように、中毒症状がでることは、妊娠中ならなおのこと心配です。

 

銀杏のメチルピリドキシンにより欠乏するというビタミンB6は、妊娠中に必要な栄養素です。ビタミンB6の働きが悪くなると、早産の危険性が増えたり、出血が長引いたりすることがあります

 

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また、少量でも血液を通って胎児にメチルピリドキシンが影響を与える可能性もあります。妊婦さんは、食べても少量か、食べないようにしておいたほうが無難かもしれません。

 

いかがでしたか?あまり注目したことがなかった銀杏ですが、いろいろな効能があることが分かりました。銀杏をないがしろにしていた点を反省しております。

 

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でも、だからといってたくさん食べてはいけないという、もどかしい点もありました。

 

これまでのような、茶碗蒸しの中に1粒とか、お酒のおつまみに少量串に刺して、という食べ方が、理にかなっていたのだということがわかりましたね。

 

【関連記事】
みかんの栄養と効果効能。皮や白い筋に栄養はある?生とジュース比較

 

少量であっても栄養満点な銀杏なので、これからは量には注意して、積極的においしくいただきたいと思います。

 

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