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アスペルガーの子どもの特徴とは? 原因や遺伝の確率。治る治療法は?

学校やご近所、職場に、ちょっと扱いづらい、ちょっと変ってるかな~というような人、時々いらっしゃいますよね。

 

何が違うのか、というと、はっきりは線引きはできないのだけど、なんとなく挙動の予想がつかなかったり、1対1で話しているのに1度も目をみてくれないままだったり。

 

また、意外なところで怒り出したり、ビックリされたり。たいしたことではないのだけど、どことなく付き合いづらい人

 

この「付き合いづらい」というのは、つまりは自分の感覚や常識としていることとかけ離れている、というところから来ています。個性ではおさまりがつかない、何かとらえどころのない違いがある。

 

だからこそ、対峙するこちらが対応に戸惑ってしまうのです。

 

その人はもしかしたら、「アスペルガー症候群」の人なのかもしれません。最近よく話題にあがる「アスペルガー症候群」とは、一体何なのでしょうか。今日はちょっとだけ深く、アスペルガーについて考えてみませんか。

 

●アスペルガー症候群とは?自閉症との違いは?
●アスペルガーの子どもの特徴や症状。顔で分かる?
●原因は妊娠中にあるの?親から遺伝する確率は?
●アスペルガーの子どもの治療方法。改善して治るの?

 

皆さんの疑問に多い上記いくつかの項目について、ちょこっと経験のある私がわかる範囲でですが、ご説明していきたいと思います。今日はいつもよりも多少堅いお話になってしまいますが、どうぞお付き合いください。

 

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アスペルガー症候群とは?自閉症との違いは?

私は一時期、ひょんなことから公的福祉施設でボランティアをすることになり、何年か関わったことがありました。

 

そこは主に発達障害やダウン症、そのほかの脳障害をもった子ども達と遊んだり、生活のノウハウを学びあったり、自立へのちょっとした訓練をしたり、また親御さんの相談に乗ったり、ということをするする場で、さまざまな子ども達、そのご両親と関わることとなりました。

 

その後もずっと友達として関わり続けている親子さんも沢山います。また私自身も思うところがあり、発達障害について色々と勉強したりもしてきました。

 

アスペルガーの子どもの特徴とは? 原因や遺伝の確率。治る治療法は?

 

最近、急に、発達障害やアスペルガー、ADHDなどといった言葉がメディアに多く使われるようになり、一般の人の理解が広がるのは素晴らしいことと思うのですが、一方で多くの誤解がさらに深まっていっているような気もしています。

 

それがとても残念で、ちょっとだけでも正しい知識を広げていけたらいいなと思っています。発達障害というと普段は他人事と思っていますが、実は決してそうではないことが、ここで解ってくださると嬉しいなと思います。

 

 

アスペルガー症候群」とは、最近よく耳にする「発達障害」の1つです。発達障害というと、人としての発達に障害があると漠然と思いがちですが、ちょっとニュアンスが違います。

 

国の発達障害者支援法によると、発達障害とは「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」とされています。

 

つまり「生まれつき脳に障害があり精神的身体的な受動にギャップがある状態。そこから生じる社会的な障害」と言い詰めていくことが出来ます。

 

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あと、脳機能の障害ということで、子どもの頃からその傾向が表に現われていること、というのも特徴とされていますね。

 

自閉症アスペルガー症候群広汎性発達障害のひとつです。

 

その特徴は ①社会性の欠如 ②コミュニケーション能力の不足 ③強いこだわり の3つがあげられます。

 

 

①社会性の欠如

自分と自分以外の世界との境界線が曖昧だったり、きっぱり切れてしまっていたり、その度合いは様々ですが、自分と社会との関係を上手く築けないことだと思います。

 

人の立場になって考えられないために身勝手な行動をとってしまう「空気の読めない人」というのがこれですね。重度になると、人を人として感じていないような、そこに誰もいないかのような振る舞いをします。

 

 

②コミュニケーション能力の不足

適切な会話を成立させるのが難しいなど、主に言葉や行動でのコミュニケーションに支障があり、そのために対人関係のトラブルを起こしやすくなります。

 

 

③強いこだわり

興味を持つ物事が狭く深いため、特定の物事への執着が強い傾向です。何かをする順番にこだわったり、行動パターンを変えることを嫌がったり、気に入った作業に熱中するなどの行動面や、物に執着する場合もあります。また強い偏食がある場合もあります。

 

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そして、アスペルガー症候群は大きくは自閉症の中に含まれます。自閉症のうち、知的障害がなく、言葉の獲得もできている場合を、アスペルガータイプと分類されています。

 

ちなみに、知的障害がなく、言葉の獲得が不足している場合を、高機能自閉症。知的障害を伴い、言葉の獲得ができている場合は、ウィリアムズ症候群。知的障害を伴い、言葉の獲得が不足している場合を、自閉症(カナータイプ)と言います。

 

ただし、分類の仕方は諸説ありますので、一例としてお考えくださいね。それらの境界線は、実ははっきりとはありません。自閉症自体が、実のところ、健常者との境はないとされているんです。

 

その考えを表わしたのが、「自閉症スペクトラム」です。スペクトラムというのは連続体という意味。健常者から自閉症者への傾向の推移は滑らかな連続体であって、ここまでが健常者でここからが自閉症者という区切りがないのです。

 

 

つまり、健常者でもある部分では自閉症的な傾向が強くあったり、逆に重度の自閉症と診断された人も健常体と変らない部分を持っている。それらを総合的にみて、社会生活が困難または本人が生き辛さを感じていれば、「障害をもつ」ということになります

 

ですから私は、自閉症(アスペルガー症候群等を含む)というのは脳障害を原因としながら派生する、感受性や思考行動の「傾向」であると考えています。決して「病気」ではなく、「治療すべきもの」でもないのです

 

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アスペルガーの子どもの特徴や症状。顔でわかる?

アスペルガー症候群と診断されるのは、子どもが少し大きくなってからだと思います。

 

乳児期から幼年期にかけてはただ「育て辛く気難しい子」程度で片付けられていたり、逆に幼年期に重度の自閉症と診断されていたりしていた子どもが、小学校に上がってより高度な社会性が求められて初めて、その子のさまざまな傾向が表に出てくるようになります。

 

それを判断することで初めて、発達障害の中のどこに位置するのかがはっきりしてきます。また重い知的障害と思われていた子どもが、急に跳び級式に発達することもあり、幼児期までにはっきりと診断してしまうことはあまり意味がないように思います。

 

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発達障害の難しいところは、「単純に発達が健常者に比べて劣っているかいなかという問題に帰結できないことにある。それは発達が平均どおりに進まない、この先どうなるかの予測がつかないということだ。」と最近読んだ本にありました。そのとおりだと思います。

 

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さて、一言でアスペルガーの子どもの特徴といっても、その傾向の出方は千差万別

 

軽い場合は、殆ど普通の子と変らない子もいますし、重度の場合は、知能は高くてもさまざまなほかの障害が邪魔をして発揮できず、知的障害を持つように誤解される場合もあります。

 

ですがここでは、地元の小学校の一般学級もしくは特別支援学級に通うような子どもの典型的な傾向をご紹介しますね。

 

  • 集団行動が苦手である
  • 友達との協調性に乏しく、ひとりで遊ぶことが多い
  • 友達とも先生とも常に他人行儀である
  • 単調で一本調子な話し方をする
  • 時に悲観的であり、攻撃的である
  • 決まりをゼッタイに破らない。曲がったことをしない。する人を許せない
  • 今話されていることと関係ないことを気にせず喋る
  • 相手が困っていたり悲しんでいたりしても、気づかない
  • 相手が気にしていることを悪気無く指摘する
  • 自分の気に入っている言葉を繰り返し言って楽しむ
  • 好きな物事に対する集中力が半端でない
  • 物事の順番を乱されるのを嫌がる
  • 急な予定変更を受け入れるのが困難
  • 手をパタパタさせたり、ピョンピョンと飛び跳ねたりという常同行動がある
  • 手が不器用だったり、運動が苦手だったりする。逆に極端に何かの運動に長けていたりする
  • 体温調節が苦手
  • 感覚が鈍い。暑さ寒さ、痛みへの感覚が鈍い
  • 感覚過敏がある。聴覚過敏、嗅覚過敏、光過敏、皮膚への刺激過敏など
  • 何かに対してずば抜けた能力を見せることがある

 

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中でも、感覚過敏というのが意外なほど大きな問題を持っています。生まれた時から、周囲の刺激から感じる感覚が人と違うということは、非常に大きな問題です。

 

暑い、寒い、眩しい、いい匂い、嫌な匂い、綺麗な音、耳障りな音、肌触りがよい、肌に痛い、赤ちゃんのときから、そういう感覚があり、それがまず、人との触れあいの中での「共感」として育っていきます。

 

そこが人と違ってしまうと「共感」の積み重ね、構築ができなくなっていくのです。その子にとって「いい」感覚を沢山得られる場合はいいと思うのですが、「辛い」感覚が多い場合、それだけでも「人生は我慢の連続」と思えてしまうでしょう。

 

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アスペルガーの方の中で手記を出版している方も多くいらっしゃいます。

 

どなたかの手記だったか失念してしまいましたが、お母さんが綺麗に洗濯をして差し出してくれる肌着がまるで棘で覆われたように肌に痛くて、お洗濯をしないで欲しいと頼んだり、こっそりと何日も洗っていない肌着を着続けたりしていたということをおっしゃっていました。

 

なお、アスペルガー症候群の子ども、大人ともに、見た目の特徴は全くありません。顔つきや体つきが健常者と違うところはないと思っていいでしょう。

 

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原因は妊娠中にあるの?親から遺伝する確率は?

子どもの生まれつきの障害については、親御さんはまずご自分を責めてしまいます。何か原因を作ったのではないかと、不安にかられ、かえりみて、後悔なさいます。

 

でも違いますよ! 安心してくださいね。アスペルガー症候群など、全ての発達障害には特にコレと云う他要因はないとされています。

 

脳の障害ですから、妊娠中に形成されているのは間違いありませんが、妊婦や周囲が何かをしたから、ということではありません。あくまでも生物的な発生の中での、脳の形成過程上の問題なんですよ。

 

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妊娠中の薬剤摂取や喫煙、過度な飲酒、栄養不足、生活の不摂生などによる胎児への影響は、それぞれに違う形で出てきます。精神的不安定などによる胎児の脳形成への影響もありません。

 

遺伝」については、とても複雑な問題だと思います。まだまだ研究は続くと思うのですが、答えがパシッと出るものではないと私は思います。なぜかというと、発達障害は脳の1つの部分の異常が原因で発症するものではないからです。

 

例えば癌にしてもそうですが、発がん性物質を食べたからといって、必ずその癌になるわけではないですよね。さまざまな要因が絡まりあって、幾つも発生しては消えてゆく癌細胞のうちのひとつが生き残り、何年もかけてたまたま大きく育ってしまったものが癌として認知されます。

 

癌も遺伝が関係あるといわれています。でも、癌それ自体が遺伝するわけではありません。「癌になりやすい体質」が遺伝するのです。発達障害もまた、発達障害を起こしやすい体質は遺伝すると思います。

 

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ただ、それも母親ひとりの体質ではなく、父親もであり、その両親もであり、ひいては、もっと過去につながっている祖先から受け継いだ遺伝子からの、遺伝です。

 

ですから、発達障害児の生まれやすい家系というのはあると思います。生まれにくい家系もあると思います

 

ですが、現在の発達障害児の出現割合は、2パーセントとも5パーセントとも言われています。100人のうち2人から5人。クラスに1人から2人いる計算になります。

 

こうなってくると、ほぼ誰にでもある因子のうち、なんらかの偶然ないしは必然によって(ここは全くわかりませんが!)発現したのだと考えてもいいのではないかと思えてきます。

 

 

アスペルガーの子どもの治療方法。改善して治るの?

アスペルガー症候群ですが、残念ながら治療して治す、というものではありません。そもそも病気ではなく、障害なのです。治すという概念は捨てて、受け入れてあげましょう

 

でも、単に放っておくしかないと言っているのではないですよ! 障害としてその子の特徴として一切を受け入れながら、その子が少しでも世の中で生きやすいように、上手に導いて育ててあげましょう

 

そうすることで、その子の人生は変ってきます。社会との接点を持つスキル、世の中をわたっていくスキルを身につけて、周囲との軋轢を少しでも無くしていくノウハウを、無理なく少しずつ教えていってあげます。

 

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共感というものを知らないままに幼児期を過ごしてしまった子どもは、世界は敵に満ちていると捉えているでしょう。自分だけが他の人と違うと感じてしまっているのです。

 

共感が得られないということは、ひとりぼっちであることです。だからこそ、自分を守るために攻撃的になってしまうのです。自分が安心していられるように、同じことを繰り返したり、同じ順番で物事を進めたりしないと辛いのです。

 

 

また、手を振ったり飛び跳ねたりするのも、自分の存在を確認するための行動であるとも言われています。共感不在で発達のスタートを切った子どもの精神は、自己の存在さえあやふやになるほどに不安定なものなのです。

 

先にアスペルガーの子どもの特徴として挙げた中に、〈時に悲観的であり攻撃的である〉としましたが、これは厳密に言うと、アスペルガーそのものの特徴ではなく、二次的な障害と言うべき事項。

 

でもアスペルガーの子どもとの付き合いを考えたときに、どうしてもこれが出てきました。子どもの頃にすでに二次障害が出るほどに、彼らは辛い思いを背負っているのだと思っていいでしょう。

 

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私は、沢山の発達障害児と接してきた中で、考えました。この子たちは少数派なだけであって、一般的な多数派の生きる条件とは別のものを持っている。

 

感覚的に、触れるもの、見るもの、聞くもの、少しずつ違った世界が彼らの普通なのに、私たちがそうじゃないと言って否定して、一般とされることを無理矢理押し付けていくのは理不尽なことなのじゃないかと

 

逆に考えたら、「死にそうなほど騒がしくて人の入り乱れている教室で、平気で座っていられるなんて神経がわからない! どうかしてる!」とアスペルガーの子は健常者のことが不思議でならないのです

 

 

○○クンは昨日はこっそりと△△先生のことが嫌いって言ってたくせに、さっきは笑って先生と話してた、もう人が信じられない!

 

運動会で初めて走ったけど、それで一等賞だと思って走ったけど、もうちょっとのところでリボンで通れなくされて怖くなった。なんで通せんぼするの?

 

世の中が不思議でわけのわからないことばかりで、不安と懐疑心で一杯なのです。普通なら察して理解できるようなことが、アスペルガーの子どもにはわかりません。もともとが不安定なので、そうした「?」がさらに不安要素となって蓄積されていってしまいます。

 

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それをまず、取り除いてあげなくてはなりません。共感することから、学びなおすのです。子どもに共感してあげること

 

へんてこなことも多いですよ~。それのどこが???というようなものを「かわいい」と言って見せてきたりします。どう見ても気持ち悪いダンゴムシ、20匹ほどいるでしょうか。

 

でもそこで、受け入れてあげます。かわいいね! どういうところがお気に入りなの? と話を広げていってあげます。この年齢でそれは幼稚、と思えることでも、褒めて一緒に体験してあげます。

 

頭ごなしに否定せず、何でも一緒に考えて、一緒に解決する姿勢を持ちましょう。そうしながら、不健康なこと、不衛生なこと、危険なことなどを好んでする場合、自然に離れていくように仕向けます。

 

小学校高学年や中学生など、話し合って理解し合える年齢なら、静かに説得してやめさせます。なかなか無理な場合もありますが…。

 

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発達障害を持つ人と、健常者、どちらからも歩み寄って、妥協点を見出すのが最も理想的な解決だと思います。そして、妥協点は、やはり多数派の一般的な社会に近くなってしまうのはどうしようもありません。社会として成り立っていますから。

 

なので、「悪いけど、頑張ってもうちょっとこっちに寄ってきて!」「できるだけ手助けしますから!」という姿勢で。健常者が彼らにお願いする感じでちょうどいいのではないでしょうか。

 

私は、発達障害者、特にアスペルガー症候群の子どもたちは、二次障害を起こさないようにさえ導いてあげれば、世の中で自立してやっていけるようになると思っています。

 

 

そのために、社会で人とつきあってゆくノウハウを学んでもらう必要があります。それが「療育」です。

 

先程から話しています「共感」について、少しでも早く子どもの障害に気づき、少しでも早く対処してゆくことができるなら、「共感を得られずに辛い時期」は短くて済みます。本人だけが我慢するのではなく、お互いに歩み寄ったり、辛い部分を軽減してあげることが多くの部分で可能だからです。

 

例としてあげました、肌着が痛いのが本当なら、もっと柔らかいものを探してあげることができます。トイレの芳香剤の匂いがきつすぎるなら、別のものに変えてあげられますし、居間のライトが明るすぎるなら、間接照明に変えてみることもできます。

 

掃除機の音が恐ろしいのなら、幼稚園に行っている間に限定して掃除することにすればいいのですし、なにより大声で叱らないようにしてあげることが出来ます。そして辛い期間が短いほど、その後の療育がスムーズに行く可能性もまた、高くなるのです

 

「療育」にはさまざまな形があります。障害に気づくパターンにもよります。市の保健機関で受ける検診で指摘されることもあるでしょうし、通う幼稚園や保育園の先生からご指摘ある場合もあります。また家族で気づいて、近くの小児科に相談されることもありますね。

 

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いずれにしても、まず市の保健機関に相談されるのがいいと思います。そこで病院を紹介してもらい、まず受診します。そこで診察や検査を受けて診断をいただきます。

 

その後、適切な療育施設を紹介してもらえると思いますし、もしもすでに保育園や幼稚園に通っている場合は、そこで療育をしてもらうようにします。

 

保育園・幼稚園での療育が無理な場合は、市の福祉施設での療育や、小学校が請け負っている「ことばの教室」などにも相談できるのではないかと思います。

 

 

ですが、まず大事なことは、親御さんの気持ちです。お子さんのためにどういった方向を目指して、どういう教育を受けさせていきたいのか、きちんと考えを詰めておく必要があると思います。

 

100パーセント思うようにはいきませんが、気持ちをしっかりと固めておくと、医師や療育士や先生方のお話しをしっかりと聞けますし、聞いて改めて自分の望みを修正してゆくことができます。

 

全て言われるままにお任せしますという姿勢だと、いろいろな意見に振り回されてしまいますし、やはり自分の子への将来への夢、こう伸びて欲しいという望みは自分で考えて見出すほうが、やりがいになって頑張れます

 

【関連記事】

アスペルガー症候群の子どもとの接し方。クラスの子との付き合い方は?

 

アスペルガー症候群について、少しご理解いただけたでしょうか。まだまだお話しすべきことはありますので、幾度か機会を持っていきたいと思います。長い文章になってしまいました。お付き合いありがとうございました!

 

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