9月中旬の時候の挨拶の例文。残暑見舞い申し上げますは使えない?
9月中旬に手紙やはがきを出す場合、時候の挨拶は何が相応しいの?朝夕は涼しくなったとは言え、まだまだ暑い日が続いている時期なので、残暑見舞いでも大丈夫では?
9月中旬に出す手紙やはがきを書くにあたり、こんな疑問ありませんか?今回は、このような疑問を解決します!
●9月中旬っていつからいつまで?時候の挨拶で使う季語
●親しい人への手紙に使える書き出しと結びの例文
●ビジネスやお礼状。学校向けの書き出しと結びなら?
●9月中旬の時候の挨拶まとめ
これらについてご紹介します。9月中旬に使える季語やすぐに使える例文をまとめています。9月中旬の季語に頭を悩ませている人は、是非チェックしてみてください♪
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9月中旬っていつからいつまで?時候の挨拶で使う季語
さて、9月中旬とは一体いつからいつまでなのでしょう?一般的には、9/10頃~9/20頃まででしょうが、今回は日本の季節を表す24節気で区切りたいと思います。
具体的には、秋の気配が進み露を結ぶとされる「白露(はくろ)」の日から昼と夜の長さがほぼ等しくなる「秋分(しゅうぶん)」の前日までとします。
2018年の白露は9月8日。秋分は9月23日。
よって、ここでは9月8日(白露の日)~9月22日(秋分の前日)までを9月中旬として、季語をご紹介します。
では、9月中旬に時候の挨拶で使える季語は?はい!「白露」「秋晴」「爽秋」「野分(のわけ)」です。
残暑見舞いが使えるのは、白露の前日まで。9月中旬に「残暑見舞い申し上げます」は、使えませんのでご注意ください。9月上旬の時候の挨拶ページで詳しくご説明していますので、こちらもチェックしてみてください。
親しい人への手紙に使える書き出しと結びの例文
9月中旬に親しい人への手紙にすぐ使える、季語を使った書き出しと結びの例文をご紹介します。
【 書き出し例文 】
- 白露の候、○○さんはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
- 秋晴れの風が心地よい季節となりました。
- 山や野の色づきに少しずつ秋を感じ始める今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
- 実りの秋となり、○○さんにおかれましてはお忙しくお過ごしのことでしょう。お元気でしょうか?
- 爽秋の候、庭の木々も次第に色づいてきております。
- 野分の候、皆様いかがお過ごしでしょうか?
「野分(のわけ)」は、秋の台風や暴風をさします。台風や暴風のあった直後に手紙を出す場合に「野分」を使います。
【 結びの例文 】
- 夜は少し肌寒い季節となりましたので、風邪などひかれませぬようお気を付けください。
- 近いうちに、一緒に栗拾いに行きましょう。会える日を楽しみにしています。
- 秋風が心地よい季節になったとは言え、おからだご自愛ください。
- 朝晩めっきり涼しくなってまいりましたので、お互い体調管理に気を付けましょうね。
- 爽秋を満喫しに、また山登りに行きたいですね。また連絡します。
いかがでしょう?9月中旬に手紙を出す場合は、秋の深まりを感じさせる言葉を書き出しや結びの文中に入れてみてください。
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ビジネスやお礼状。学校向けの書き出しと結びなら?
ビジネス関係やお礼状の場合は、あまりくだけた表現は好ましくありません。先方に失礼のないよう、きちんとした書き出しと結びの言葉で日頃の感謝の気持ちや敬意を伝えましょう。
謹啓 白露の候 貴社いよいよご隆盛のこととお喜び申し上げます
(以下、本文)
貴社のさらなるご発展を心よりお祈りいたします 謹言
ビジネス向けの場合は、文中に句読点は入れないことで最上級の儀礼を表します。少し見にくく感じるかもしれませんが、空白を上手に活用してみると良いでしょう。
【 9月中旬 お礼状 】
拝啓 爽秋の候貴社におかれましてはますますご繁栄のこととお喜び申し上げます
さて 先日のイベントではご多用中にも関わらず貴重な時間を頂戴し 誠に感謝申し上げます
今後も社員一同一丸となって頑張る所存ですので 今後ともご指導ご鞭撻の程宜しく願いいたします
略儀ながら書面にてまずはお礼申し上げます
本来、かしこまった手紙やはがきに句読点はつけませんが、最近は、句読点の有無を気にする人も減ってきているようです。
ビジネスで手紙やはがきを出す場合においても、相手が読みにくいと感じるのであれば句読点をつけても良いかもしれません。
【 9月中旬 学校向け 】
校庭の樹木が黄色や赤に染まり、秋の深まりを日に日に感じる今日このごろ、皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
また、日頃よりPTA活動のために何かとご支援、ご協力賜り厚く御礼申し上げます。
~(以下、本文)~
何かとご多用中のこととは存じますが、保護者の皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします。
9月中旬の時候の挨拶まとめ
では、9月中旬の時候の挨拶をまとめてみます。9月中旬とは、2016年は9月7日~9月21日までを言います。「残暑見舞い申し上げます。」は、9月中旬は使用NG!
9月中旬にふさわしい季語は、「白露」「秋晴」「爽秋」「野分」です。ただし、「野分」は秋の大風や暴風などを表す季語のため、穏やかな秋晴れの続く日は使えません。
以上に気を付けて、9月中旬の手紙やはがきを書いてみてくださいね。
【関連記事】
時候の挨拶で9月上旬の候と結び。ビジネスやお礼状。学校宛の例文
この時期は、秋を感じる運動会や音楽会などのイベントもたくさんあることでしょう。そのような行事を季語として取り入れてみるのも良いですね。素敵な文章がきっと書けると思います♪
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