時候の挨拶で8月上旬の候と結び。親しい友人宛やビジネス向けの例文
8月は、暑中見舞いや残暑見舞いを送る人も多いことでしょう。まだまだ夏の厳しい暑さが続く時期、親しい友人や知人、ビジネス関係の人に近況などを伝える季節の挨拶ですね。
では、この暑中見舞いや残暑見舞いは、いつ送るべき?時候の挨拶は何と書く?大人の一般常識として、ここは押さえておきたいところ!今回は8月の上旬に絞った時候の挨拶について、お話しします。
■8月上旬の時候の挨拶で使うべき季語とは?
■ビジネスや目上の方への手紙で使える書き出しと結び一覧
■親しい友人宛ての手紙に使える書き出し文と結びの挨拶例
■8月上旬の時候の挨拶まとめ
8月上旬の時候の挨拶をまとめています。友人宛だけでなく、ビジネスでも使える例文も紹介します。是非、参考にしてみてください。
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8月上旬の時候の挨拶で使うべき季語とは?
8月の時候の挨拶で一般的に使われる言葉は、「残暑」「晩夏」「処暑」「立秋」「初秋」「納涼」など。8月と言えば、夏真っ盛りなのに、なぜか夏の終わりをイメージさせる言葉ばかり・・。なんだか納得いきませんが、これはナゼ?
実は、8月の暦には秋の始まりを意味する「立秋」と、暑さが和らぐことを意味する「処暑(しょしょ)」があります。2018年の「立秋」は8月7日。「処暑」は8月23日です。
8月に手紙やはがきを書く場合は、この暦にちなんだ「立秋」と「処暑」の日を境に、時候の挨拶が変わります。8月はこの暦の関係で何かと時候の挨拶がややこしいので、今回は8月上旬にスポットを当ててお話しします。
8月上旬とは、「立秋」になる前日までの8月1日~8月6日のおよそ1週間を指すとします。私たちにとっては夏本番の時期であり、暦上も夏(夏の終わり)の季節です。
8月上旬の時候の挨拶で使う言葉は、「盛夏(せいか)」「暮夏(ぼか)」「残夏(ざんか)」などがあります。
ビジネスや目上の方への手紙で使える書き出しと結び一覧
では、8月上旬に手紙やはがきを出す場合、どのような書き出しにすると良いのでしょう?ビジネス関係の人や目上の方へ送る場合は、尚更失礼のないよう、きちんとした文章で送りたいですね。
私も、仕事柄よく手紙を書きますし、ビジネス相手から届くこともあります。その際、文面を見れば手紙を出しなれている人か、そうでない人かはわりとすぐに分かります。時候の挨拶がきちんと使いこなせている人=仕事のできる人と言っても過言ではありません。
以下に、私が8月上旬にビジネス関係によく使う書き出しの言葉をご紹介します。
・盛夏の候貴社には益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます。
・残夏厳しき折、貴社いよいよご隆盛のことと存じます。
などと書き出し、本文で近況報告やお礼を綴り、最後に結びの言葉となります。結びの言葉は、
・まだまだ暑い日が続いております。皆様どうぞお体をご自愛ください。
・社員皆々様には一層のご健勝を心よりお祈りいたします。
相手が目上の人であれば、
・今後ともご指導ご鞭撻くださいますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
と書いておくことで、無難に締めくくることができますよ♪私もよく使う結びの言葉です。何も指導されるようなことはないと思っても、相手に日頃の敬意や感謝の気持ちが伝われば良いと思います。
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親しい友人宛ての手紙に使える書き出し文と結びの挨拶例
立秋を過ぎるまでは「暑中見舞い」。立秋を過ぎれば「残暑見舞い」となりますので、くれぐれもお間違いのないように。
8月上旬は、親しい友人や知人に「暑中見舞い」を出す人も多いことでしょう。暑中見舞いの文例も参考にしてみてください。
暑中見舞い申し上げます。
夏の盛り、いかがお過ごしでしょうか?
私は、セミの鳴き声をBGMに、育児に励む毎日です。
○○さんのお子さんも、大きく成長されたことでしょうね。
近い内にお会いできることを楽しみにしています。
寝苦し夜が続きますが、体調崩されませぬようご自愛ください。
平成28年 盛夏
その他、8月上旬に親しい友人に手紙を出す場合の書き出しをご紹介します。
- 冷たく冷やしたすいかが、おいしい季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
- 夏の暑さが日に日に増しておりますが、お元気でお過ごしでしょうか?
- 朝から、セミの鳴き声で目を覚ます季節となりました。
- 毎日猛暑日が続いておりますが、○○さんはお元気でしょうか?
- うだるような暑さが続いておりますが、○○さんは変わらずお過ごしですか?
結びの挨拶は、
- これから益々暑い日が続きますが、体調崩されませぬようご自愛ください。
- まだまだ厳しい暑さは続きますが、お互いにこの暑さを乗り切って頑張りましょうね!
- 残夏の折、○○さんのご健康を心よりお祈り申し上げます。
- 厳しい暑さに体調崩されませぬよう、健康にはくれぐれもご留意ください。
- まだまだ暑い毎日です。お互い夏バテせぬよう、たくさん食べて体力をつけ、この暑さを乗り切りましょうね。
8月上旬の時候の挨拶まとめ
8月上旬の時候の挨拶をまとめると、使うべき季語は「盛夏」「暮夏」「残夏」など。これらの言葉を使えるのは、立秋までの約1週間。2018年は、8月7日が立秋の日です。
【関連記事】
暑中見舞いの時期と文例。子供から先生。上司への書き方の例文
立秋を過ぎると、使う時候の挨拶が変わります。8月中旬に使える時候の挨拶は、次の記事でご紹介します。
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