正月飾りはいつまで飾る?関東や関西で違いはあるの?意味と捨て方
正月飾りと言えば門松としめ縄、鏡餅ですね。鏡餅はスーパーでも簡易的なものが販売されており、ご自宅に飾るという方も多いでしょう。
しかし、正式な飾り方やいつまで飾るかはご存知でしょうか?
●お正月飾りとは?意味について
●いつから飾るの?
●いつまで飾るのか?
●どこに飾る?
●正月飾りの処分。捨て方・取り払い方
古くからの伝統でもある正月飾り、正しい飾り方やいつまで飾るのか?関東や関西で違いはあるの?など、意外と知らないお正月飾りについてまとめました。
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お正月飾りとは?意味について
代表的なのが「門松、しめ縄、鏡餅」の3つですね。
門松とは門の前に立てられた一対の松や竹の飾りで、神様が下界に降臨された時の目印となるように飾るものとされています。
しめ縄は、神様を祀るのにふさわしい神聖な場所を示しています。神様と現世とを隔てる結界の役割があります。しめ縄に縁起物を飾り付けたものを、しめ飾りと呼びます。
鏡餅はその名の通り鏡の形に似せたお餅のことです。古来より、鏡は三種の神器の一つとして宝物の象徴とされています。鏡には神様が宿るとも言われています。
いつから飾るの?
正月飾りはいつ飾るのが良いのでしょうか?
実は決まった日にちがあるのです。それが、12月28日と30日です。特に28日は「八」の数字が末広がりで縁起が良いとされています。
それ以前でも問題ありませんが、あまり早くから飾り付けるようなものではありませんし、クリスマスのイルミネーションがあるうちは少し違和感がありますね。
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逆に絶対に避けたい日にちもあります。12月29日と31日です。
29日は「苦立て」と言われ縁起が悪く、31日は「一夜飾り」と言われ、誠意がない事や葬儀の飾り付けが一夜限りなので、縁起が悪いとされています。
いつまで飾るのか?
正月飾りを取り払う時期は地域によって異なり、関東では門松を飾り付ける「松の内」を正月7日までとしています。一方で関西では15日までを松の内としています。
なぜこのような違いが生まれたのでしょうか?
諸説ある様ですが、昔の鏡開きは1月20日だったそうです。
しかし、徳川家光が4月20日に亡くなったため、同じ「20日」に鏡開きを行うのは良くないと考え、徳川幕府があった関東を中心に鏡開きは11日に、松の内も7日に変更したと言うことです。
この事がうまく伝わらず、関西では15日までが松の内であり、同じ日に鏡開きもしています。
その他の説としては、寛永の大火の後「乾燥した正月飾りを長く置くと火災の原因になる」として幕府が期間の短縮を命じたと言う説も有力です。
また、1月4日までとする地域もありますので、お住まいの地域の風習に合わせて取り払うのが良いでしょう。
どこに飾る?
門松を門や玄関に飾るのはよく知られていますが、しめ縄や鏡餅はどこに飾るのが良いとと思いますか?
しめ縄は結界を張って神聖な場所である事の目印になるので、玄関ドアの正面に吊るすのが良いとされています。鏡餅は、昔は床の間に飾っていました。
しかし、そういったスペースが無い場合は、リビングなど家族が集まる場所に飾ると良いでしょう。
正月飾りの処分。捨て方・取り払い方
鏡餅は、鏡開きの日にお餅を割ってお汁粉やお雑煮で食べます。年神様にお供えしたお餅を食べる事で、一年間健康に過ごせると言われています。
では、門松やしめ縄はどのように処分したら良いでしょうか?鏡餅は食べてしまうので処分には困らないと思いますが、門松やしめ縄はどのように処分するか迷ってしまう方も多いでしょう。
本来であれば、近くの神社で行われるどんと焼きでお焚き上げして頂きます。神様はその煙に乗って天に帰って行きます。近くの神社などに問い合わせてみてくださいね。
忙しくてどうしても神社に行けないという方は、ゴミとして処分するしかありません。しかしなんとなく神聖なものを、一般のゴミとして出すのは気が引けますね。
そんな方は、こちらの方法を試してみて下さい。
●塩を『左・右・中央』とかけてお清めをする
●新聞紙や半紙で包み普通の生活ゴミとは別の袋に入れる
●年神様への感謝の気持ちと今年の繁栄を祈願してゴミに出す
これだけでもなんとなく気分が良いものです。毎年悩んでいる方は是非お試し下さい。
いかがだったでしょうか?本物の門松を用意するのは、少しハードルが高いですが、しめ縄や鏡餅はスーパーなどでも手軽に購入できます。昔からの大切な風習です。正しく飾って良い年をお迎え下さいね。
【関連記事】
しめ飾りの意味と由来。いつから飾る?作り方と飾り方。喪中の時は?
こちらの記事では、しめ縄飾りにスポットをあててより詳しくまとめています。合わせてチェックしてください。
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