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千歳飴の由来と意味。七五三で配る理由は?食べ方について

千歳飴と聞くと、長い紅白の飴を思い出しがおめでたい気持ちになります。

 

最近はスーパーなどでビニール袋に入った千歳飴が気軽に買えますが、神社で買う(初穂料に含まれています)あの鶴亀や松竹梅の模様が入った袋もテンションが上がります。

 

子供達が盛装して千歳飴の袋を持って歩く姿をニュースなどで見ると、かわいらしく、みんな元気に成長してこんな風に平和な毎日をずっと送れたらいいと思ってしまいます。

 

では、千歳飴にはどんな由来や意味があるのでしょう。

 

ということで、今回は、

●千歳飴とは?
●由来と七五三で配る理由。何時代から広まった?
●千歳飴の意味は?長さや袋のデザインについて
●上手な食べ方は?余ったらどうする?

についてお知らせしようと思います。

 

千歳飴は、お祝いされる子供達だけではなく、お祝いする大人たちの心がこもったお菓子なのです。

 

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千歳飴とは?

千歳飴といえば、七五三のお宮参りの時、神社でもらいます。

子供達がもって歩いている印象が強いので、子供達が食べるお菓子だと思いがちですが、それだけではないようです。

 

七五三のお宮参りのお土産の縁起物として使われたもので、お祝いのお返しにも送られています。

 

子供の成長を祝い、長寿を願ってみんなで食べるものなのです。

 

 

由来と七五三で配る理由。何時代から広まった?

千歳飴の由来には諸説があるようです。

 

江戸時代、五代将軍犬将軍で有名な徳川綱吉の時代、元禄・宝永の頃、浅草で飴売りの七兵衛さんが、紅白の棒状の飴を売り歩いたのが始まりと言われる説や、

 

1615年慶長20年、大坂夏の陣があった年、大阪の平野甚左衛門さんが江戸に出て、浅草寺の境内で売り始めたという説です。

 

 

また神田明神前の天野屋さんで売り出されたという説もあります。

神田明神といえば、甘酒を思い出しますが、千歳飴のあるのですね。

 

 

千歳飴は江戸時代子供たちの生存率があまり高くなかったことから、子供たちの長寿を願って、細く長くそして紅白の形状にしてあり、これを年の数だけ袋に入れるそうです。

 

 

七五三は奇数ですが、紅白どのような割合で入ってるかご存知ですか?・・・実は、白が1本多いようですよ。

 

今では、日本は医学も発展し子供の生存率は世界でも高い方になっているとはいえ、子供たちの長寿を願いつつ、千歳飴を味わいたいものですね。

 

 

七五三が始まったのは、五代将軍綱吉が子供の長寿を祈って始めたという説が有力です。それが庶民の間にも広まったんですね。

 

このころは、紅白2本の千歳飴が袋に入って売られたようです。私も紅白2本の印象が強いのですが、最近は歳の数だけ入っているところが多いようです。

 

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綱吉さんは、犬将軍何て呼ばれていますが、最近は政治的手腕を見直されてきています。七五三と合わせてちょっと歴史を勉強してみるのも面白いですよ。

 

東京の中野には犬のために用意した土地があり、今も犬の銅像(?)が飾ってあります。

 


画像出典元:http://plaza.rakuten.co.jp/kurobe1588/diary/201005220000/

 

千歳飴の意味は?長さや袋のデザインについて

前にも書きましたが、千歳飴は子供の長寿を願うために作られた紅白の棒状の飴です。

 

実は、千歳飴のサイズには、直径14.5mm以内、長さ1m以内という規定があります。サイズに規定があるなんて、少し驚きました。これ以上の大きさになると、持ち歩きにくいかもしれませんね。

 

袋のデザインも「鶴亀」「松竹梅」「寿」など縁起のいいデザインが使用されています。

 

 

上手な食べ方は?余ったらどうする?

歳の数の千歳飴を神社でもらったり、祖父母や近所方からもらったりするとどうしても余ってしまいます。また、長いまま舐め続けていると、先が尖ってきて口の中が切れてしまった経験もあります。

 

上手な食べ方はないのでしょうか?

節分の恵方巻きは切ってはだめですが、千歳飴は折ったらダメなのでしょうか?

 

 

折るとダメとか切ったらダメとかは聞いたことがありませんが、長寿を願うものなので、尖った飴で口を切ってしまうと元も子もないですし、折ったりまたは、溶かしたりして食べても構わないのではないかと私は思っています。

 

固いままビニール袋に入れて、包丁の柄などで砕いて食べてはどうでしょうか。でも、砕くと破片でやはり口が切れてしまいます。

 

 

というわけで、電子レンジにかけて柔らかくしてから食べてはいかがでしょう?(笑)これなら口の中を切ってしまう心配はありませんよね。

 

では、余った千歳飴はどうしましょう?

 

千歳飴はでんぷんや砂糖、水飴、米飴などで作られています。飴ですから、温めれば柔らかくなります。水にも溶けます。

そこで、みりんや砂糖と調整しながら、甘味代わりにお料理なんかに使うのはいかがでしょうか。

 

 

優しい甘さなので、煮物やまたはツヤを出す豚の角煮や照り焼きなどにとても良いと思いますし、お菓子を作るのもいいと思います。

 

砂糖代わりになりますから、飲みものに混ぜてみたり、電子レンジで溶かしてゴマやピーナツと混ぜたり、最近はやりのポップコーに混ぜたりしてもいいかもしれませんね。

 

電子レンジでつくるポップコーンは手軽で便利です。

 

 

ちなみに、ポップコーンができるトウモロコシは爆裂種というもので、茹でたり焼いたりするトウモロコシとは別物です。

 

七五三を迎え、お子様の成長を喜びつつ、一緒にお料理を楽しむのも良いかもしれませんね。

 

 

懐かしい千歳飴、子供達を祝う年に当たると嬉しいですが、もしも余ってしまったらこうしていろいろな工夫をして料理などに利用してみてはどうでしょうか。

 

【関連記事】

七五三の初穂料の相場はいくら?のし袋の書き方。新札と渡し方について

 

記事冒頭で、千歳飴は「初穂料」に含まれることが多いと書きましたが、その初穂料とは一体何なのかご存知でしょうか?

上記記事では意外と知らない初穂料について詳しくまとめておりますので、是非とも合わせて読んでみてくださいね。

 

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