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低温やけどのかゆみや水ぶくれ治療法。カイロや湯たんぽ対処法

寒くなってくると、お布団の中に湯たんぽを入れる方もいらっしゃるのではないのでしょうか?私が子供を産んだ時に、そういえば寒い夜には湯たんぽを作ってベビーベッドに入れてたなぁ・・・と、寒くなるとついつい思い出してしまいます。

 

また、冷え性の私は、冬になるとカイロが手放せません。外出時はもちろん、寝るときに使うこともあるぐらいです。

 

けれど、気をつけなければならないのが低温やけど。低温やけどって高温やけどよりも痕が残りやすく、注意しなければならないんです。大人は勿論ですが、赤ちゃんや小さい子供だと特に。

 

そこで今日は、低温やけどの治療法などについてお話したいと思います。

●低温やけどの原因とは?
●治療法と赤ちゃんの対処法は?
●低温やけどにならない方法は?

 

かゆみや水ぶくれといった低温やけどをしてしまった時の対処法をお探しの方に、お役立ていただけたらと思います。

 

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低温やけどの原因とは?

低温やけどとは、普通ならやけどしないような低温熱源に長時間触れていることで起こるやけどのことです。

 

この低温熱源とは、湯たんぽ・カイロ・ストーブ・ホットカーペット・温風ヒーターといった普段よく使うもので、すこし触ったくらいでは火傷の原因にならないものばかりなんです。

 

 

熟睡していたり、体が不自由であったり、泥酔していたり、一酸化炭素中毒で意識がなかったり、糖尿病による循環不良などの状態にあると低温やけどをしやすくなります。また、自分で動きにくい新生児や乳幼児も注意が必要です。

 

火傷をしやすい箇所は、かかと・くるぶし・すね等で、皮膚の下に骨があるところが多いといわれています。

 

 

長い時間熱源に触れていることにより起こる低温やけどは、表の皮よりも深い部分にまで及んでしまい、結果的に深いやけどになってしまうので、実は高温やけどよりも深刻な症状になることも少なくありません。

 

低温やけどが所謂「治りの遅いやけど」といわれる要因はここにあるんです。

 

熱いお風呂だとあまり長い時間入っていられませんが、少しぬるめのお湯だと長い時間入っていられて体の芯まで温まるのと同じだといえば分かりやすいでしょうか。

 

 

通常の熱湯などによる高温やけどなら、反射的に手を引っ込めるなど対処が出来るのですが、低温やけどはそのまま熱源に触れたままになってしまうために、じわじわと深いやけどを負ってしまうのです。

 

もし、そんな低温やけどに幼い子や赤ちゃんがなってしまったら・・・!?そう考えると怖いですよね。

 

 

治療法と赤ちゃんの対処法は?

そんな低温やけど。 もし、なってしまった場合、 大人の場合は流水や氷で冷やすなどの対処ができますが、赤ちゃんはそういったもので長時間冷やすわけにはいきません。

 

そこで活躍するのが、熱を出した時に使用する冷却シートです。

 

 

ですが、低温やけどの場合、直接肌に貼るのはNGなので注意が必要です。ラップなどのやわらかく薄いものを患部に巻きつけて、その上から貼るようにしてください。

 

何故?と思われるかもしれませんが、やけどの程度によって、皮がむけてしまうことがあるからなんです。赤ちゃんって傷が深くなりやすく、残りやすいんですよね。

 

 

我が家では、こういった流れで手当てをしていました。

 

1.冷却シートをそっとはがして、患部をよく洗う。(優しく丁寧に!)
 
2.オリーブ油、またはサラダ油を小皿に少量取り、塩を落としてよく混ぜたものを作り、よく洗った患部にそっと塗る
オリーブ油等のほか、ココナッツオイル等があればそちらを使っても大丈夫です。
 
3.塩と油を塗った上から、足を広めのラップで締めすぎない様にくるみ、そのラップの上から袋に入れた氷水をタオルで軽く包んだもので冷やす
 
4.ある程度冷やして落ち着いたら、ラップの上から冷却シートを貼る

 

個人差はありますが、傷痕が残りにくくなりますのでおすすめです。

 

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何か薬をつけなければ!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、くれぐれもオロナインなどの主成分が消毒系のクリームは塗らないようにしてください。

 

消毒系のクリーム軟膏は、やけどで欠損した皮膚に塗ってしまうと、人間の細胞を必要以上に破壊してしまいますので、治りが遅くなるどころか、ひどくなってしまう場合があります。

 

 

また、上に書いた手当ての方法は、あくまで応急処置です。低温やけどは、高温やけどよりも冷却することがあまり効果がない場合も多いので、低温やけどの疑いがある場合は、すぐに病院で診察を受けるようにしてください。

 

どうしてもすぐに病院に行けない場合は、湿潤効果のある絆創膏やワセリン系の軟膏が効果があるとのことですので、これらで応急処置を行い、その後に必ず病院へ行くようにしましょう。

 

病院に行く場合は、皮膚科形成外科を受診してくださいね。

 

 

低温やけどにならない方法は?

低温やけどが起きる温度や時間は、44℃で3~4時間、46℃で30分~1時間、50℃で2~3分といわれています。

 

 

44℃といえば、冬場なら少し熱めのお風呂のお湯と同じくらいで、全身が浸かれるお風呂と同じくらいの温度でも低温やけどになってしまう恐れがあるということになります。

 

普通に送っている日常生活の中に、低温やけどをしてしまう危険が潜んでいますので、小さなお子さんや赤ちゃんがいたり、こたつや湯たんぽ・ホットカーペットなど、暖をとるものをよく使用する場合などには注意が必要です。

 

そこで、私が実際にしていた低温やけどを防ぐ方法をご紹介します。

 

●湯たんぽの位置を離す

子供が寝る前の数時間前から湯たんぽをお布団の中に入れ、子供が寝る時に一度出し、触れないあたり(布団やベッドの端)に湯たんぽの位置を変えてあげましょう。

 

このとき、湯たんぽのカバーを忘れずに!ですが、カバーを付けていても低温やけどをしてしまう場合もあるので、充分注意をしてください。

 

 

●ホットカーペットやこたつで眠らない

ホットカーペットや電気毛布、こたつを使用したまま眠らないように注意しましょう。

 

暖かくてほかほかしていたら気持ちよくってついつい寝てしまいがちですが、タイマー機能があるものでしたら活用しましょう!

 

 

●カイロを直接肌に貼らない

衣類の上から貼る布を巻くカイロカバーを使用するなど、カイロが直接肌に触れないようにしましょう。また、ずっと同じ場所ではなく、カイロの位置をころころ変えたりするのも効果的です。

 

 

寒くなると暖かいものを求めがちになってしまいますよね。

 

私も、無意識に暖を求めていたらしく、朝目覚めたら湯たんぽを抱っこしていた!ということも多々あり、こういったことが低温やけどになる原因なんだということを知ると、低温やけどには大人も子供も注意しなければならない事なんだなぁ、なんて思ってしまいます。

 

【関連記事】

ヒートショックを防ぐための対策と予防ノウハウ!入浴にはご用心!

 

寒い季節、暖房器具に頼って過ごすことになりますが、これらを意識的に正しく使うことで低温やけどを防いで、快適な冬ライフをお過ごしくださいね。

 

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