ズッキーニは栄養ない?栄養価と体に良い効能とは?すごい効果まとめ
ズッキーニはペポカボチャの仲間で、ウリ科の植物です。アメリカ南部からメキシコ北部が原産地の夏野菜で、近年注目されるようになりました。きっかけは、フランス家庭料理、イタリア料理の一般家庭への普及です。
「ズッキーニ」はイタリア語で「小さいカボチャ」という意味で、現在では緑色したものだけではなく、黄色やピンク色のズッキーニも出回るようになりました。
ちなみに、ズッキーニはカボチャなのですが、つる性ではないので「つるなしカボチャ」とも呼ばれています。
●ズッキーニって栄養ないの?含まれる栄養素は?
●栄養価による効能とは?健康にいい効果は?
●加熱すると栄養価値は落ちる?冷凍しても変わらない?
今回は、ズッキーニの栄養について、どんな効果効能を得られるのか?調べてみましたので、続きを読んでみて下さい!
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ズッキーニって栄養ないの?含まれる栄養素は?
ズッキーニはカボチャの仲間ですが、驚くほど低カロリーです。カロテンを多く含み、ビタミンC,カリウムも多く含みます。
カロテン
植物に含まれる色素で、強い抗酸化作用があり、発がんの抑制に働きかけます。
植物細胞内ではカロテンが紫外線を遮断するフィルターとして活躍します。活性酸素によるダメージを受ける人体内でも、カロテンが同様に働き、抗酸化作用を発揮すると考えられているのです。
ビタミンC
コラーゲンの合成を助け、血管や皮膚、粘膜、骨を強くします。肌のシミを防いだり、免疫力を高めることも知られています。注目すべきなのはその抗酸化作用、抗がん作用、抗ウイルス作用、解毒作用です。
細胞に強力なコラーゲンの網をつくり、がんを防ぎ、発がん物質であるニトロソアミンの生成を抑制するのです。また、白血球の働きを強化したり、ウイルスに直接攻撃したり、体内から免疫力を高めてくれるのです。
カリウム
余分な塩分の排出に効果的で、ナトリウムによる血圧上昇を防ぎます。体内には体重1キログラムあたり、2グラムのカリウムがあります。
ナトリウムの摂取が過剰気味なことに対して、カリウムは少ない摂取なので高血圧を招く要因になっているのです。不足しないように気を付けたいミネラルです。
ほかにも筋肉の動きをよくしてくれるのですが、カリウムは汗と一緒に流れ出てしまうので、低カリウム血症を起こすことがあります。そうなると、筋肉の動きが悪くなり、力が出にくくなるのです。これが夏バテの原因と言われているのですね。
カリウムは多く摂りすぎても心配いりませんが、腎臓機能に障害のある人は高カリウム血症となり、四肢のしびれ、不整脈、頻脈、筋力低下、吐き気などの症状を訴えるようになります。
最悪の場合、不整脈から心停止を起こすこともあるのです。
栄養価による効能とは?健康にいい効果は?
前項でも紹介しましたが、ズッキーニには健康増進、健康維持のために必要な栄養素がしっかり含まれています。
前項を含めざっくりまとめると・・・
■夏風邪予防:カロテン、ビタミンCで免疫力アップするので、呼吸器や胃腸の感染症にかかりにくい。
■美肌効果:微量含まれるビタミンB2が皮膚や粘膜を正常に保つ。
■肥満防止:ビタミンB2が、蓄積された脂肪の代謝に働きかけている。
■糖尿病予防:インスリンがうまく働かないとき、ビタミンB2が糖質の代謝に働きかける。
■高血圧予防:カリウムが体内のナトリウムの排泄を促し、血圧上昇防ぐ。
■発がん抑制:カロテン、ビタミンCによって免疫力向上、抗酸化作用によって活性酸素の害を防ぐ。
などなど。ズッキーニは夏野菜ですから、しつこい夏風邪が予防できるのは本当にうれしいですよね。
ただ、大体において野菜の栄養素というのは、3食きちんと食べたほうが体に作用しやすいのです。汗に出てしまったり、体内で使われた後のこらなかったりするので、少しずつでも3食摂りたいものですね。
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加熱すると栄養価値は落ちる?冷凍にしても変わらない?
加熱すると栄養価は落ちるか?そんなことはありません。加熱することでかえって食べやすくなり、栄養素の吸収率が上がるのです。
オリーブオイルとの相性がいいので、炒め物にしてカロテンの吸収率をあげましょう。免疫力アップや夏風邪予防がさらに期待できますよ。トマトやナスと一緒に煮込む「ラタトゥイユ」は、理にかなった調理法だといえますね。
オリーブオイルで食材をしっかり炒めた後、煮込む料理なので、カロテン吸収率がアップし、皮膚や粘膜の保護作用、抗酸化作用も高まるので、しっかりした夏風邪予防が期待できますね。
画像元:https://www.iris-saien.com/recipi/15.html
ただ、ズッキーニは乾燥しやすく傷みやすいので、早めに使い切ることをおすすめします。保存方法は、丸ごとラップに包んで、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。3~4日は大丈夫です。
黄色の物は未熟なものなので皮も柔らかく、キュウリのように生で食べることが出来ますが、緑色の物は生食向きではありません。
選ぶ時には太すぎるものを避け、色つやがよく張りのあるもの、均一な太さのものを選びましょう。皮に苦みや臭みがあるので、気になる人は皮をむいてしまいましょう。
基本的に夏野菜を家庭用冷凍庫で冷凍するのはおすすめしません。夏野菜は寒さを嫌います。傷み方が早くなってしまうので、冷凍は避けましょう。
ズッキーニの栄養まとめ
ズッキーニの代表的な栄養素は「カロテン」「ビタミンC」「カリウム」でしょう。
これらはいい相互作用をしながら、体の免疫力を高め、抗酸化作用によって発がん予防までできてしまいます。夏風邪のような感染症はもちろん、生活習慣病の高血圧に作用し、糖尿病予防までできてしまうんです。
ズッキーニに限らず、夏野菜は毎日摂取することが望ましいですが、それによって夏バテが回避でき、暑さにも負けない元気な夏がおくれるのですから、この夏からぜひトライしてみたいですね。
生野菜よりも温野菜のほうがグッと食べやすく、さらに量も消化することが出来るので、オリーブオイルで炒めたり、炒めてからスープのように煮込んだり、飽きのないお料理が出来そうです。
画像元:http://recipe.rakuten.co.jp/category/12-101-315/
最後に食べ合わせ情報を書いておきますね。
<ズッキーニとオリーブオイル> ⇒ がん予防、免疫力アップ
<ズッキーニとナス> ⇒ 肥満防止、糖尿病予防
【関連情報】
枝豆の栄養効果。冷凍と生で効能は違う?食べ過ぎで病気や太るか?
カボチャだけれど、カロリーが低い!食卓にズッキーニの登場を増やして、この夏を元気いっぱいに乗り切っちゃいましょう。
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