喪中はがきの文例。夫や義父の場合は?夫婦連名で出す続柄の書き方
木々の葉が色づき始め、朝晩冷え込むようになってまいりました。今年親しいご家族を亡くされた方の中には、喪中はがきの事が脳裏をかすめた方もおられるのではないでしょうか?
家の場合は喪中はがきにはどのような文例が有るのだろう?出す時期はいつ頃が良いのだろう?印刷を頼むべきか?妻の祖父だが、私(夫)は出すべきか?
などなど。迷われることも多いのではないでしょうか?そこで、今回は
●喪中はがきはいつ出すの?
●喪中はがきの文例。夫の場合
●義父の場合、夫婦連名で続柄の書き方は?
●年明けに出す場合の文例は?
このような内容について書いてみました。ご参考になれば、幸いです。
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喪中はがきはいつ出すの?
喪中はがきは、年賀欠礼の挨拶状です。
「不幸が有りまして、悲しくておめでとうと言える状態じゃないので、本来なら送るべき年賀状を送りませんが、私は元気でおります。申し訳ありません。」と言っているわけです。
ですから、年賀状を本来やり取りしている相手の方が、賀状の準備をする前に送るのがマナーと考えます。
とは言っても、9月では早すぎます。10月は先方が忘れてしまうかもしれないので、少々早すぎるかもしれませんね。11月中頃出される方が多いようです。くれぐれも遅くならない様、ご注意ください。
それから、11月、12月にご不幸が有った場合はあわてて喪中はがきを出さなくても大丈夫です。もちろん先方のご準備に間に合いませんし。他の方法が(年明けに、寒中お見舞いとして出す)有りますので、ご安心ください。
喪中はがきの文例。夫の実祖父母の場合
次に、喪中はがきの文例をご紹介します。
夫が、実祖父を亡くした場合のオーソドックスな文面です。はがきの背景は白または薄いグレー色などで、蓮の花などのイラストが一般的です。
父、母の場合でしたら、続柄の部分が変わります。
このたびは年頭のご挨拶ありがとうございました
実は昨年末○月○日に○○(続柄・故人の名前)が他界し
服喪中のため年末年始のご挨拶は差し控えさせていただきました
ご通知が遅れましたこと どうかお許し下さい
本年もご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます
平成○○年 一月七日
弔事は、手紙の中でもいちばん儀礼を重んじます。今回は、便宜上横書きにしていますが、縦書きの毛筆書体で句読点は無い方が良いのではないでしょうか。
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ご自分で印刷されてももちろんOKですし、お忙しい場合は印刷屋さんにお願いするのも良いでしょう。
切手は弔事用の物が有ります。郵便局のほかにコンビニやスーパーなどでも取り扱っているところがあります。また、すべて貼ってくれる郵便局もあるそうですから、是非確認されてください。
義父の場合、夫婦連名で続柄の書き方は?
差出人である夫から見た続柄を入れるのがいいでしょう。
妻の父親の場合は、「義父」「妻の父」になります。
義父 ○○ ○○と、苗字を入れておくと先方にもわかりやすいと思います。
差出人は夫婦連名にしておきましょう。
年明けに出す場合の文例は?
さて、先ほども少しふれましたが、年末に近い時期のご不幸の場合は、喪中はがきの発送が、先方の年賀状のご準備に間に合わない場合が有ります。
そのような時は、あわてる事はありません。「寒中お見舞いはがき」でお知らせしましょう。
先方は、何も知らずに年賀状を送ってくださるのですから、いつも届くはずのこちらからの賀状が無ければ、あれ?今年は○さんからの年賀状が来てないね!と、ご心配されるかもしれません。そこで、
といったはがきを送るのがよいでしょう。時期は、松が取れた後の1月8日以降(場所によっては16日)に投函しましょう。
また、知らずに喪中のお宅へ年賀状をお送りしてしまった場合も、この寒中お見舞いで、お詫びを送ることが出来ます。
文面は、
寒中お見舞い申し上げます。
厳寒の侯、いかがお過ごしでしょうか
先日はお義母様の喪中を存じあげずに年賀状をお送りし
大変失礼いたしました
ご家族の皆様にも心よりお詫び申し上げます
まだまだ寒い日がつづきます
皆様どうぞくれぐれもお体をお大事になさってください
平成◯◯年 一月七日
と、このようにすると良いのではないでしょうか?
他にも寒中お見舞いは、一般的な季節の挨拶として、寒中に相手の健康を気遣う時、先に年賀状を頂き返礼を松の内に送れなった方へ、年始の挨拶を送りたい時などにも使える挨拶状です。
【関連記事】
背景も、少し色味のあるものを使う方も増えてきているようです。季節の挨拶の寒中お見舞いは、南天、寒椿、雪うさぎなど冬のイラストがポピュラーですし、横書きでも大丈夫です。
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